内容説明
人類を破滅に導く、“反救世主”によって開かれた『門』。イザヤは身を呈してそれに対抗し、世界には平和が訪れた。しかし、そこではイザヤの存在は人々の記憶から失われていた。例外的に記憶を留めていたノウェムは、ある日世界から駆逐されたはずの“獣”と遭遇する。しかも、それはノウェムにあることを囁きかけ―。そして事態は再び動き始める。はたしてイザヤの戦いの真実とは、そして真の最終決戦とは!? 罪と罰のアイロニック・アクション、感動の完結編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コリ
18
感動の大円団。イザヤとノウェムが幸せになるラストで大満足。まぁ欲を言えば二人のやり取りをもっと見たかったけれど(笑)最終巻なだけあって見せ場が多く、好きなシーンも沢山あった。バビロンの大淫婦の大罪衣を纏った二人の玻璃、イザヤの奇蹟、諫也とイザヤの決着…。―――最後にお気に入りのセリフを1つ。…「俺が誰なのかなんざ、お前が一番知ってるだろうが。だったら……俺はお前が呼んでくれるような……お前が笑ってくれるような、俺でいたい」まるでプロポーズ。二人に祝福あれ!2011/05/22
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
8
七つの大罪を七冊できっちりと描ききって、綺麗に完結しましたねぇ。傑作だと思います。 一つだけ気になるのはノウェムの人間の部分がどこから来たのかという事だけど、外伝とかで書いてくれないかなぁ。2011/05/22
ダージリン
8
思いもつかない展開で、夢中で読みました!二人のイザヤの会話が胸にきました・・・。そして、ノウェムが最終的に幸せで良かった~(笑)。2011/05/12
KEI
7
購入。素晴らしき大団円!!!この作品は是非あらゆる人に読んでいただきたい。偽物から本物へ、本物への羨望を捨て彼自身へ。そして救世主へと。?巻時点でクライマックス全開だったが、最終巻はそれを悠々と飛び越えた。もう文句など一つもない。数多ある小説・ライトノベルの中からこの作品に出会えたことが唯一無二の奇跡であろう。三田さん、素晴らしい作品をありがとうございました。そして、イザヤとノウェムに幸福あれ。2011/05/20
木っ端みじんこ(感想は自分用メモ)
7
【2011_061/☆4】久しぶりに自分の中で大ヒットなシリーズでした。最高。当初はもっと様々な使い手が出るのかなと期待してたけど終わってみればこれで過不足ないくらいだったのかも。欲を言えば生徒会の面子にもう少し触れて欲しかったなぁ。表紙の2人が幸せになって本当によかったです大好き!2011/05/18