電撃文庫<br> イスカリオテVI

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電撃文庫
イスカリオテVI

  • ISBN:9784048701280

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内容説明

賑やかな聖誕祭から一転、御陵市は“獣”であふれ、あたかも古の“怒りの日”かのような様相を呈していた。イザヤたち断罪衣の使い手たちは街を守るべく懸命の戦いを繰り広げる。イザヤへの想いを自覚したノウェムも激戦へと身を投じていく。その前に立ちはだかるのは、かつての英雄にして“大罪衣”を纏う壬生蒼馬。そして黒ずんだ包帯に覆われた謎の少年。さらには“反救世主”と呼ばれる存在が姿を現す。秘匿されたイザヤの正体とは、そして強大な敵との戦いの行方は!? 罪と罰の織りなすアイロニック・アクション、いよいよクライマックスへ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KEI

18
購入。最終巻直前。クライマックスの真っ只中。素晴らしい!!今回は言うこと無し。でも語りたい事は山ほどある。途中までここの感想で贋物と本物の話をしようと思っていたが、イザヤの正体で全部パーだよww ビックリして久しぶりに鳥肌立った。そして断罪衣を起動するごとに試行回数が上がる展開は熱い。まさに英雄の階段を駆け上がるに応じて人間から離れていく彼の姿が眩しくも、切なくもある。でも、結局は惚れた女を護るために行くんだから、英雄うんぬん抜きにして、イザヤは男の子なんだよな。コメにネタバレ疑問?2010/12/14

コリ

14
今回はいつも以上にバトルが激烈だったけど、同時に今までの伏線回収にどんどん引き込まれていった。明かされていく<反救世主>と「九瀬諌也」の正体。墓標の「九瀬勇哉」。一巻冒頭にあった玻璃と「九瀬諌也」に何があったのか。…そして「九瀬イザヤ」と玻璃が彼の右腕に「何」をしたのか。とにかくページをめくる手が止まらない(笑)けど一番テンションが上がったのはイザヤとノウェムの再会シーンだよ!(笑) 最後に一番心に残ったセリフを。 「ノウェムだ。俺以外のヤツが、あれを人形とか呼ぶな」…イザヤさんマジ英雄。 2010/12/09

ダージリン

13
真実を知っても、受け入れて先に進む人達は壮絶に美しい! こういうスケールで物語が進むとは思いもしなかったので、あとはラストを待つだけですが予断を許しません。イザヤとノウェムに幸いを~。2010/12/17

柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中

12
プロローグでの真実がやっと分かったけど、ラストで物語があそこまで言って、更に1章どころでなく1巻物語が続くという事にビックリ。これ以上どこへ物語が進むというのだろうか、読者は生殺し状態で最終巻を待つしかありませんね。二人?の心が通じ合えたのが救いと言えば救いか。ここから続けるとすると、最終巻ではノウェムの正体が実はという話で引っ張る気もしますが、どうなんだろう…2010/12/11

たこやき

8
「えっ!?」 どうしても、その言葉が出る。これまで、諫也の偽物とか、そういうところから始まったイザヤが、だんだんと「自分の意思」を作り、自分で「英雄」になろうとしてきた過程が綴られているだけに、自らの秘せられたことを知ろうと揺るがない、というのは納得。また、名前などどうでもよく「イザヤの」盾に、剣に、というノウェムとのやりとりも美しい。玻璃についても明かされ、いざ決戦へ……でのことの一言。どうしても「え?」となる。文字通りの意味なのか、含意があるのか。最終巻が楽しみ。2011/05/17

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