内容説明
生徒会一行と合宿場の下見で海を訪れたイザヤは、かつて九瀬諫也やカルロとともに聖戦を戦った壬生蒼馬の襲撃にあう。断罪衣を起動して攻撃してくる蒼馬は、しかし“獣”に取り込まれ、殉教したとされているはずだった。底の知れない玻璃のもうひとつの人格、異端審問官・ラーフラの監視など気を許せない状況の中、本当の『九瀬諫也』の記憶を留めている蒼馬にイザヤは苦戦を強いられる。はたして蒼馬の正体と目的とは、そしてイザヤがホンモノとニセモノの狭間に見出すものとは!? 罪と罰が織りなすアイロニック・アクション、第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
10
偽者の英雄が、墜ちた英雄に見破られて、本物の英雄が登場。って、死んだと思ってたのが出てきたという事は、最初に語られた聖戦の真実が全く別物だったんだろうなぁ。それにしても、人でないのにラブコメ成分との落差が素晴らしい。2010/11/21
コリ
7
とても「燃え」な一冊!イザヤと蒼馬の戦いから目が離せず、読む手に力が入りっぱなしだった(笑)そしてイザヤに水着を褒めてもらえずむくれるノウェムが可愛かった(笑)2010/08/24
KEI
7
購入。ん~、面白かった。三田さんの文章にはいつもいつも鳥肌モノです。魅せ場での比喩表現には舌を巻きます。勇哉の中の諫也とまたまた謎が出来ましたが、ホンモノ、ニセモノでない、彼自身の強さを手に入れて欲しい。それと、ノウェム可愛いよノウェム。2009/11/10
ごぅ。
6
生徒会一行との海へ合宿場の下見へ、ほんわか回かと思いきや、そりゃちゃいますよね。かつての英雄・4人組の1人、壬生蒼馬が現れたことにより事態は更なる加速と迷走をみせていく。。死んだはずの蒼馬の謎、その裏にある陰謀にキャラクターたちは否応なしに巻き込まれていく。。イザヤと蒼馬の一騎討ちから真の力なのかかつての諫也を取り戻す、それは神のみわざか悪魔のささやきか。ってなとこですかね。。これはまだまだ続きそう。。。2020/04/20
たこやき
6
イザヤ自身は力を付けているのに、でも、どんどん油断できない状況へと追い込まれている、というジレンマ、緊張感が見事。息つく暇なく展開していくので、感想がちょっと書きづらいが(笑) そんな中、一人でラブコメ成分を担当するノウェムが良い味出してる。2010/06/10