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内容説明
今は昔。静岡のおサルは、長野の犬、一つの約束をしました。 昔々の静岡の見付神社で、一緒に暮らしていた猿の妖怪・マシラと長野の霊犬・疾風。マシラはいよいよ自分の母との対面を果たすが…。あやかし昔話、ついに完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
54
静岡のお猿さん・マシラと信濃のワンちゃん・ハヤテのお話、これにて完結。母親側にも訳があったとはいえ、拒絶された過去の出来事に対して色々思うところはあっても関係をやり直そうとするマシラの優しく強いところにぐっとくるし、ハヤテもそういうところに離れ難さを感じて素気無い態度をとるところがなんとも言えないようないじましさを感じる。その後のお話は、このお話を読みながら想像していたのとは違う方向にお猿さんの世界が向かっていて意外だったな…。身近な地名も出てきたりして興味深く読めたシリーズだった。2019/09/29
はな
40
けんえん。一気読みしてきたけれど、かなり大好きなお話になりました。マシラと疾風はこうなりましたか…。とても納得する落ち着き方。友情とも主従とも違う2匹の関係がとても素晴らしかった。これまでの2匹の努力が報われる結果になってよかった。もう少しこの物語が読みたかった…。最後の見開き、2匹の後ろ姿にうるっときました。2019/09/23
しましまこ
20
マシラなんていい子なんだー!泣かされたー!疾風、攫われてくれたありがとう。良かったー!2019/05/25
辺辺
19
積本崩し。マシラと疾風の絆に心が和んだわ。許すことは簡単なことではないけど、マシラの心意気が良いね。なんとも切なくも暖かい余韻を残してくれましたね。この二人の旅は決して無駄ではなかったな。番外で、マシラの新婚話は出ないかな?出たら、読んでみたいな。2019/08/31
あまね
13
完結。泣いた💧 それぞれの旅の目的を果たした僧侶と物の怪と霊犬は、それぞれの場所に戻って行く。見付に帰ってきたマシラは村人たちとも穏やかな日々を送る。しかし本当の願いを実現するために、再びハヤテの元へ…。ずっと、ハヤテがマシラの救いになるのだと思っていたのだけど、最後でハヤテのご主人は紛れもなくマシラなのだと理解した。二人が出会えて良かった。2019/06/01