内容説明
「平成」というひとつの時代が終わろうとしている。第1特集では,この30年間に示されてきた重要な憲法判例を振りかえる。当該判例のとった判断手法や法理を分析し,当該判例は学説・判例へどのような影響を及ぼしたのか,また比較法的にどう位置づけられるのか,その意義を問い直す。第2特集では,2018年臨時国会で成立した原子力損害賠償法の改正について概観するとともに,事故賠償制度をめぐる現状と法的な課題について,多角的に検討を加える。
目次
【特集1】平成の憲法事件を振りかえる
平成の憲法訴訟と制度改革の展望…長谷部恭男
郵便法違憲判決(平成14・9・11)…柴田憲司
在外国民選挙権訴訟(平成17・9・14)…山崎友也
国籍法違憲判決(平成20・6・4)…佐々木くみ
空知太神社事件(平成22・1・20)…木村草太
一人別枠方式の合理性(平成23・3・23)…佐々木雅寿
堀越事件判決(平成24・12・7)…小島慎司
非嫡出子法定相続分訴訟(平成25・9・4)…武田芳樹
再婚禁止期間違憲判決(平成27・12・16)…二本柳高信
検索エンジンによる検索結果削除請求事件(平成29・1・31)…高橋和広
GPS捜査違憲判決(平成29・3・15)…早瀬勝明
NHK受信料訴訟(平成29・12・6)…片桐直人
【特集2】事故賠償制度の現状と課題
原子力損害賠償法の改正とその課題──責任の範囲及び責任主体の関係を中心として…大塚 直
事故賠償制度の現状と課題──行政法の視点から…髙橋 滋
事故賠償制度の充実に向けて…山本和彦
【連載】
AIと社会と法──パラダイムシフトは起きるか?…宍戸常寿ほか
リーガル・ラディカリズム…キンチ・ホェクストラ(松原健太郎訳)/守矢健一
〔判例詳解〕
最大決平成30・10・17(見平 典)
最二小判平成30・12・7(小山泰史)
最大判平成30・12・19(井上典之)
私の2冊+α…阪本昌成
〔論究の芽〕憲法訴訟における立法事実論の現況と展望…御幸聖樹
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