角川文庫<br> 影の斜塔 警視庁文書捜査官

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角川文庫
影の斜塔 警視庁文書捜査官

  • 著者名:麻見和史【著者】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • KADOKAWA(2019/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041080481

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内容説明

ある殺人事件に関わる男の行方と所有する文書を入手せよ――。文書解読班の班長、鳴海理沙の元へ、機密命令が下された。手掛かりは1件の目撃情報のみ。班解散の危機と聞き、理沙は全力で事件解明に挑む!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

113
このシリーズもすでに4冊目となったのですね。今回は濱嘉之さんがよく書く内部的な抗争のはなしです。この主人公たちの属する課の中には二人の理事官や管理官さらには班長がいて企業と同じような感じです。二人の理事官による主人公たちの組織を自分たちの配下に入れようとしてそれに事件が絡みます。主人公たちの能力を評価しているのでしょうか?最後はかなり能力というか裏技が使える班長がうまく収めてくれます。2019/04/28

タイ子

81
「警視庁捜査一課科学捜査係、文書解読班」シリーズ。今回は警察内部の隠蔽に関わる捜査に於いて、解読班が独自に動くストーリー。面白いのは、初めの方で鳴海理沙が読んでいた本の間に知らぬ間に何者かによって挟まれたメモが後々大きな意味をなしていく流れ。今回は財津係長が出張の為、出番は多くないもののこの先の解読班にとって何やら不安な空気を纏わせる存在に。この文字、数字からよく思いつくなと今回も感心しきり。まだまだ続いて欲しい文書解読班なので上層部は邪魔をしないでいただきたいと愛読者は思うのです。2019/05/21

sin

72
前作は文書で犯罪を解決すると云う設定の難しさに物語の限界を感じてしまったが、本作は文書解読班に与えられた任務の不可解さに係わらず、いや却ってその設定が文書解読班の活躍を盛り立てて興味深い展開となって待ち構えている。派閥に背を向けて組織の腐敗と云う状況に立ち向かうはぐれものたちと云う彼らの立場も、また最後に見せた文書解読班係長のまるでこうなる事が解って独自の調査をしていたとしか思えない、その底が見えない不気味さも興味深くて面白い。2019/05/09

64
文書解読がしっかりミステリーしてた。情報が限られ、露骨な権力争いの中での解読班の奔走は気持ちいい2019/06/06

yu

61
Kindleにて読了。財津さん、何者なんだ。。。そして、味方なんだか敵なんだか、わからない人だ。警察組織の派閥やら隠蔽やら、不祥事がらみのお話って多いけど、実際はどうなんだろうね。男社会だから、色々あるんだろうけど、女性の立場から見ると「超くだらない」って思ってしまう。そんなくだらなさにも付き合わないと、社会では生きていけないんだろうけどさ。2019/04/29

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