- ホーム
- > 電子書籍
- > 絵本・児童書・YA・学習
内容説明
ぼくの部屋に突然おばけ道が現れた。あの世とこの世をつなぐ道で1週間限定らしい。猫のマロンが飛びこんでしまって、さあ大変!連れ戻すために、なんとぼくまであの世へ行くはめに!?そして、この世に思いを残す人たちのために思わぬ活躍をすることになってしまった物語。第32回福島正実記念SF童話賞大賞受賞作品
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
56
児童書、低学年~中学年向き。小学4年生の伊藤翔太の目の前に自称おばけのサトが現れた。死んだ人があの世に行くための道が、翔太の部屋を横切ることになったという。工事のための臨時う回路なので1週間限定だけど、夜中の2時から3時におばけ道が現れる。幼馴染の由紀の、死んだおじいちゃんが通りかかったり、猫のマロンが勝手におばけ道に入り込んで迷子になったりと不思議な体験をする。▽お礼にもらった「おばけクーポン」を上手に使っていくところが面白かった。2015.8発行2020/02/07
chiaki
41
自館にて貸出ベスト10に入る本書。死んだ人がおばけ界へ行くためのおばけ道が一部修復工事のため、期間限定仮のおばけ道が翔太の部屋を通ることに!毎日深夜2時から3時の間は死者が翔太の部屋を通っていく…。はじめは怖がっていたものの、あの世に行く人の心残りとなってるものをこの世で繋ぐ翔太は優しい。クーポン券の使い方も屁理屈が効いていてなかなか賢い!ラストのサトちゃんの展開が嬉しいな♪2019/08/01
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
34
おばけ道の修復工事の為、1週間だけ仮通路として翔太の一部の部屋が使われることに。おばけ道で怖い話になるのかと思ったら、心温まるストーリだった。2023/10/15
ごへいもち
23
読友さんご紹介本、早速電子書籍で読みました。このサイトで電子版が見つからなかったので紙版で登録→電子版探せたので登録しました2021/02/20
seraphim
20
秋の初めのある日、小学校4年生の翔太の部屋に、仮のおばけ道が通ることになった。おばけ道の老朽化で1週間の工事期間中だけだが。突然翔太は、幽霊のサトにそのことの事後承諾を求められ...。もし自分の部屋におばけが通る道ができたら。1週間だけだけれど、人には話せないしちょっと怖いかも。でも生きている人と亡くなった人との絆を考える、良い機会にはなると思う。人の気持ちを想像することができる翔太は、とても優しい子だ。クーポンの使い方が賢くて素敵。良いお話だった。小学校中学年から。2017/08/17