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内容説明
仙人の住まう島にて無罪放免の条件となる仙薬を探す道中、老いず、死なず、不思議な力を使う、圧倒的な存在である天仙と遭遇し、次々と倒れていく死罪人と執行人たち。果たして天仙を倒す術はあるのか!? そして画眉丸は無事に妻の元へ帰れるのか…!? 生死を悟る忍法浪漫活劇、第四巻――!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
44
画眉丸と民谷が共闘するところから。民谷巌鉄斎が意外と人間臭く、分かり易い〝漢〟だった。二人がめいの境遇に心を寄せる下りから、島に棲くう魔物や仙人たちの正体が。流罪人や侍たちもそれぞれ進化していくが、更なる窮地が待ち構える。盛り上がるけれど、これは長く続かないと風呂敷は畳めません。期待してます！2018/11/04
トラシショウ。
36
山田浅右衛門・仙汰の推測と、民谷巌鉄斎とひとまずの共同戦線をとりつけた画眉丸、性別を超越し不死と見紛う程の天仙達と遭遇、敗退するも九死に一生を得た阿左弔兵衛、桐馬兄弟の前に現れる異形の道士達の語りから判明する天仙の正体と不可思議な力｢タオ｣の内実、そして｢めい｣の役割の非道に、画眉丸は静かなる怒りを奮い立たせる。巻末で｢オレの衣装指南(ふぁっしょんちぇっく)は?!｣と叫ぶ巌鉄斎が可笑しい。オシャンティーと思ってたのかアレ(笑)。辛うじて反撃の糸口は掴んだが、まだまだ道程は遠そうだなぁ(以下コメ欄に余談)。2018/11/03
しましまこ
21
桐馬と兄ちゃんいいな。『桐馬覚書』楽しいじゃないか。2018/12/23
レリナ
18
天仙に対抗するために必要な力タオ。画眉丸達がタオを習得し、使いこなせるようになれば、天仙達を倒すことができるかもしれない。相変わらず絵が上手く、戦闘シーンが迫力満天。今回は天仙の部下道士が現れ、戦いを挑んでくる。謎の力タオ。ここに来て天仙達の強さの秘密が明らかになった。道士達もまた天仙達に似て非なる力を持っていた。島から脱出した者たちが、新たな仲間達と共に島に上陸しようとする。天仙達に対抗する戦力となり得るのか、気になる。次巻に期待。2018/11/03
allite510@Lamb & Wool
12
設定もなかなかに込み入ってて登場人物も多いのに、それぞれ魅力的でスッキリ読めるのは結構凄い。敵である天仙様たちがこれからどんどん常軌を逸したところを見せてくれそうで、どこまで踏み込むか楽しみでもあるんだけど、つまりそれは意外といい奴らな死罪人たちが、ロクな目に合わないという事なんだよな。でも中学生の頃とかに山田風太郎を読んでヤバイと思った感じを思い出してとても楽しい。2018/12/24
