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内容説明
多くの犠牲を出しながらも、タオを駆使して天仙の一人・ムーダンを退けた佐切たち一行。一方、画眉丸はタオの酷使により記憶を失った状態で、死罪人・亜左弔兵衛とその弟にして死刑執行人の桐馬と遭遇、即交戦となる。タオを使えない画眉丸に勝機はあるのか…!? 生死を悟る忍法浪漫活劇、第六巻――!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
45
記憶を失ったことを隠しつつ、状況を推測しながら戦う画眉丸の息苦しい展開。今回で終わったようで何より。妻が実在するのかどうかという画眉丸にとっての最大の懸案も、なんとなく良い方向に?共闘する仲間も出揃い、手探りながら闘い方も定まった。と、いったところで追加組参戦。またも三つ巴。2019/06/05
トラシショウ。
30
「彼女は幻じゃない。実感がある。証明しろと言われても難しい。この島を出て、再会するしかない」。記憶が混濁したままに亜座弔兵衛との戦闘に突入してしまった画眉丸を巡る顛末から、図らずも二手に別れていた生き残り組の合流と情報整理を経て、最も古き「てんせん」だと言う蓮との「房中術」に挑む事になる弔兵衛のくだりから、残る山田浅右衛門・殊現ら「増援」の上陸まで。一時的な成人女性の姿から元の幼女に戻っためいに男泣きで悲しむ巌鉄齋が可笑しい。そんなに残念だったんかい(笑)。弔兵衛は明暗別れた感じだな(以下コメ欄に余談)。2019/06/14
辺辺
27
え!?亜左兄弟の絆が好きだったのに、ここにきて、弟のほうが良い方向へ向かってるのに対して、兄が天仙側に飲み込まれていくのか?これ最悪、後に兄弟対決にならなきゃいいんだけど。めいちゃん元に戻ってかわいいな。画眉丸も記憶を取り戻してほっ。しかし、そこへ追加組が来て、三つどもえな展開になりそう。徐福神話、ふむふむなるほどね。2019/11/29
レリナ
26
天仙の起源が明らかに。戦いはまだ前哨戦と言ったところだろうか。本土からの強者達も上陸し、戦いは激化しそうだ。画眉丸がタオを使いこなし、来たる戦いに向けて準備を進める。画眉丸の記憶は果たしてどこまで正確なのか、わからなくなってきた。本土からきた新たな刺客が秘密を握っていそうだ。この作品読むごとに話が深みをましていくので、読み応えがある。天仙の一人リエンの計画が恐ろしい。これは実質的にこれから三つ巴の戦いになりそうだ。誰が生き残るのか、これからの戦いが楽しみ。次巻に期待。2019/06/06
あこさん
14
画眉丸も賊王兄も凄まじすぎる戦闘で見てられない。画眉丸は佐切に癒してもらって記憶も戻ってくるけど、賊王兄は敵とまぐわることに。怖いよーどうなるのー?後発隊も到着、ますます画眉丸ピンチ。忍の長怖すぎる、彼がラスボスな気がしてしょうがない、続き読むのがどんどん怖くなる。そしてメイ、色っぽすぎ、あれはヤバい。2023/04/17