内容説明
冬基の母親・薫の日記が見つかり、自殺の真相が祖父・剛太郎にあることが判明する。冬基は三ツ野グループを他企業に売却し、祖父への復讐を果たす。同時に薫が賢すぎる我が子の冬基を恐れ、血のつながらないカイのほうを愛していたこともわかり、二人の不和は決定的に。カイは研究調査で中央アジアへ向かい、もう戻らないと言う。カイの渡航の裏にある使命が隠されているとは知らず、兄二人を和解させたい桃は!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
42
どっぷり読ませてくれます。あの桃が・・イタリアへ修学旅行中から脱出してカイの元へ・・テジェニスタンなんて怪しげな独裁政権の国に来てるんです。兄二人を仲良くさせて家族を取り戻したいと。桃にとって祖父亡き後水曜日の夕食会が一番幸せだったのに。長兄冬基の母の遺書が見つかったばかりにカイと触発の危機。カイと桃の関係は・・もしかして兄妹じゃないにしろ縁者かな?。あと1巻でお終いです。大事に読みたい・・けど👀が走ってしまうだろうな。積読本が増えてしまったが、再読して余韻に浸ろう2023/03/24
リディア
9
話が大分大きくなってきました。謎が少しずつあきらかに。桃もかなり行動的で修学旅行先から嘘をつきまくり索をめぐらせてカイの所へ。カイの桃への想いが(恋愛ではなく)増えてるのが嬉しい。冬基は相変わらず何考えているのか恐ろしいけど、少しは桃に懐柔されてるのかな。次最終巻は桃が更に頑張って三人仲良く平和にエンディングが迎えられたらいいな。2019/07/13
RINGOoisiiiiiii
7
面白すぎて3、4巻一気読みしちゃったー!とうとう日記が冬基への手と渡り、二人の兄弟は決裂しカイは発掘で海外へ渡り二度と戻らないという。各々の方法で3人はテジェンへと向かい…。舞台が世界に広がってるのに散らかることなく、しかも3人の視点なのにダレることもなく通して面白かった!桃が急成長してて自然と応援したくなる。この兄弟たちをどうにかできるのかドキドキしながら次巻へ!2022/02/20
punto
7
これまで、スピーディーではあるものの、序章というか、まだ全体図が見えていなかったのですが、ここへ来て全体図がうっすらと見えてきた気がします(確証はないけど)。このタイトルはまだよく分からないんですが(カイのことっぽいけどなんでタイトル?という意味で)。しかし、結構先が気になります。「レオン」を題材にした短編も面白かったです。けっこう桃も普通じゃないところが好きです。2017/12/04
でんか
7
今巻もスピーディに話は進む。3話構成、映画とおいしそうなご飯がついてくる。舞台が海外へ、そのへんのスケールの大きさがさすが。今巻では、祖父との確執、冬基の母親の死の詳細、父親の痕跡等々、まだ全貌が明らかでないが、少しづつ明かされ、物語が見えてくる、それが魅力的過ぎる。そして相変わらずキャラもよろしい。この作品も結構登場人物が多いと思うが、各人にちゃんと印象深いエピソードなどがあって、上手くかき分けられていると思う。その辺りもさすがだなと思うところ。2017/11/08
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