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内容説明
ストレンジ卿一座と海軍大臣一座による合同興行という名の劇場戦争が始まった!劇場戦争に勝利するためシェイクスピアは新作『マクベス』を執筆。そして、シェイクスピアの名を演劇の都・ロンドン中に知らしめる舞台の幕が上がる――! 『BECK』『ゴリラーマン』ハロルド作石完全最新作、”世界最高の作家”が世の矛盾をえぐり出す、興奮の第6巻!!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
85
今回は「マクベス」です。私の好きなシェイクスピアの戯曲のひとつで実際に舞台や映画などを鑑賞しています。確かに一人ですべてをやるというのは難しくこのコミックのようなサポートする人物たちがいるのでできた、ということなのでしょう。舞台構成や音楽などコミックを読んでいるだけで参考になります。2018/09/22
アーちゃん
29
劇場戦争の開始と「マクベス」の完成。実は戯曲自体苦手で、粗筋しか知らなかった私には、この本の解説が非常に有難い。またこの巻でシェイクのプロデューサーとしての実力が発揮されているように思います。ラストを変更した舞台マクベス、クライマックスに向かう次巻が楽しみ。2018/09/27
抹茶モナカ
24
ハロルド作石さんの画力の向上にハッとさせられる。漫画としては、シェイクスピアの作品は、実は多様な個性のグループでの制作だったというストーリーで、グループの構成員の個性を引き立てる巻となっている。今回は『マクベス』についての話で、ライバルの劇団との興行成績での勝負というサブストーリーで話は進む。演劇がテーマの漫画では、その演劇シーンの描き方が大事な気がするのだけれど、手塚治虫さんの『七色インコ』での演劇シーンの描き方の方が個人的に好み、というか、良かった印象がある。忘れちゃったけど。どんなもんだろう。2018/11/17
むっきゅー
24
ロンドン二大劇場による劇場戦争がスタート。序盤劣勢を強いられたストレンジ卿一座は、逆転を狙うためシェイクスピアの新作「マクベス」を投入する。今巻もメッチャ面白かった。プロデューサーのシェイクスピアの指揮のもと、才能の固まりのような仲間達により「マクベス」が創作されていくワクワク感がいいですね。そして、卑劣な海軍大臣一座の妨害に臨機応変に対応するシェイクに脱帽。2018/09/12
ぐうぐう
23
『マクベス』開幕! ハロルド作石は、『マクベス』の革新性を伝えるにあたって、戯曲だけではなく、舞台の映え方にも注目して描いている。衣装に、セットの仕掛け、数々の魅せ場が、『マクベス』を盛り上げていく。まさしくチーム・シェイクスピアが、チームである強みが存分に発揮されている。アクシデントもまた、チームだからこそ乗り切ることができるのだ。2018/09/17