猪瀬直樹電子著作集「日本の近代」第2巻 ペルソナ 三島由紀夫伝

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猪瀬直樹電子著作集「日本の近代」第2巻 ペルソナ 三島由紀夫伝

  • 著者名:猪瀬直樹【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 小学館(2018/08発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093942324

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内容説明

作家の内なる「日本の近代」を掘り起こす卓見の三島論。

日本の文学史の書き直しを企図した「評伝三部作」のひとつ、『ペルソナ 三島由紀夫伝』(1995年11月文藝春秋刊行、99年11月文春文庫)を収録。

三島由紀夫を生んだ平岡家は、明治期から三代にわたる官僚の家系。大蔵省をわずか9か月で辞めて文壇に転身した三島の作品にも、一族に脈々と流れる官僚の血が顔を覗かせるとの観点から、衝撃的な割腹自殺までの道程を丹念に検証。作家の無意識層に横たわる「日本の近代」を掘り起こす。独自の着眼点が冴えわたる卓見の三島論。

巻末の「解題」には、吉本隆明氏との対話「三島由紀夫と戦後50年」(『週刊ポスト』1994年12月2日号初出)、岸田今日子氏との対話「25周年 最後の秘話」(『オール読物』1995年12月号初出)、三島由紀夫文学館初代館長を務めた佐伯彰一氏との対話「ペルソナの真実」(『諸君!』1999年12月号初出)を収録。また、三島自決から25年の機に猪瀬が発表した「三島が憎んだ価値相対主義」(『読売新聞』1995年11月22日初出)、「『戦後』を終わらせた作家とエコノミストの人生」(『文藝春秋』1995年12月号初出)の記事のほか、『決定版 三島由紀夫全集7』(2001年新潮社刊行)への寄稿文、雑誌・新聞に掲載された書評など多数収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sichi

1
金閣寺をあらためて読みたくなった.2011/08/10

AR読書記録

0
著者が“大蔵のドン”に会いにいく冒頭,「え...三島由紀夫伝...?」と思いながらも,いきなりこの本の世界に引き込まれます.そして,読み進めるうち点がつながり線となり,読み終わる頃には自分の中に新たな,三島由紀夫とそれをとりまく昭和の日本像ができている... やっぱり面白かった.これは,著作集の他の巻も読んでいかねばなりませんな.三島については,その最期の印象から,常人には計り知れない精神を持つ人みたいに思ってしまっていたのですが,むしろ私にとってはすごくわかりやすい人という印象に変わりました.2011/05/08

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