SPコミックス いちげき (3)

著者名：松本次郎【著】/永井義男【原作】

リイド社（2018/03発売）

• ISBN：9784845851843

内容説明

薩摩藩の指揮のもと、江戸の商家を略奪していた無頼集団「御用盗」だったが、屈強な農民を選抜した特殊戦闘部隊「一撃必殺隊」によって壊滅状態となった。
しかし、薩摩の精鋭部隊は一撃必殺隊の正体を掴み始めていて……一撃必殺隊VS薩摩藩、ついに激突!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[眠る山猫屋]

表紙の伊牟田が冒頭から引っ掻き廻す。衆道だったの？まぁそこは置いておこう。侍らしい侍である伊牟田。なんとなく江頭2:50さんに似てませんか？ともあれ、丑五郎を仇と認識した伊牟田。侍より侍らしい死に様を見せる一撃隊隊士・千代松。勘違い(仲間が助けに来た→口封じにきた)とは云え切ない幕切れ。勝海舟と密談する犬の正体が不穏。丑五郎の村を襲ったのは、伊牟田か犬の一味なのか。哀切なドタバタ喜劇。伊牟田は悪いヤツじゃないよ！間が悪くて不器用なだけだよ！そういや丑五郎は口が悪くて人間関係に不器用だな、似てる。

2022/07/22

[わーぷ]

原作付きではあるけど、幕末の江戸を舞台に登場人物が斬って斬られてを繰り返す様に、松本次郎らしい狂気を感じます。

2018/04/17

[yom]

弱者はさっさと殺される。百姓たちの物語であるだけにつらい事実。千代松いいキャラだ。伊牟田も益々魅力的。

2018/04/09

[ネタバレ：トキメキのあまり展開してしまう存在しない記憶たち]

壮絶だなぁ。伊牟田様じゃなくて他の勢力がやったのかな

2018/03/29

[誰パンダ]

千代松捕まる。千代松を助けるのは無理と判断して、自分達の村の情報漏洩を恐れて、千代松を殺そうとする丑五郎達。薩摩を襲撃する一撃隊を見て、自分を助けにきたと勘違いして、自ら死を選ぶ千代松。誰が一番サムライなのか。千代松の自己犠牲精神。勝海舟と話してる犬は黒幕なのか？かつて流刑にされた漁村での伊牟田の村人達とのノスタルジックな思い出。東一之江村を襲ったのは薩摩ではなく、勝海舟の犬の方かかな。丑五郎の家族、チヨとオババが殺される。

2022/04/06