内容説明
シロエは、八兆の金貨を求めて北の大地に旅立った。だが、そこで突きつけられたのは大規模戦闘(レイド)の予告。アキバを頼れない状況下で、シロエがレイドメンバーに選んだのは、自称銀河系アイドルのてとら、<円卓会議>入りを拒んだマサチューセッツ率いる<シルバーソード>、ススキノでの戦闘に敗れ、未だシロエを恨むデミクァスら。一度は別の道を進んだ男たちが協力し、最難関のレイドに挑む。前人未到の地へ――軍師シロエの真骨頂!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
38
ミナミの監視から逃れシロエがいた地はオウウ。そこである目的を遂行に必要な金を得る為、ヤマトの守護者たる供贄一族との交渉に臨むも破談になる。そのため供贄の黄金が眠る場へレイドで挑む事に…。アキバが殺人鬼に震撼してた時のシロエサイドの話。次の狙いはモンスタードロップの金,そしてそのシステムを知るだろう銀行を司る供贄一族の董星に接触する腹黒シロエだったけど、交渉戦は失敗。最奥に供贄の黄金が眠るLv90のボスが出る「奈落の参道」へススキノにいたウィリアム引き取る「シルバーソード」やシロエ達と因縁あるデミクァスと→2015/04/17
まるぼろ
26
さて今巻は、アキバの街にてアカツキ達が奮戦している頃シロエと直継は何をしていたか?と言うお話です。ある事の為にシロエは供贄の一族である菫星に資金の事について交渉の場を設けるが…と言う内容。前巻のアカツキ同様、シロエも胸の内を仲間や交渉相手である菫星に打ち明けずに一度は失敗して反省し、シルバーソードの面々やデミクァス、そして新たに仲間になる事になったてとらと共に大規模戦闘を完遂して一歩前進…と言った感じの巻でした。しかしてとらは実は…そうだったのか…w クラスティの事など気になりますが、次巻にも期待です。2014/10/19
太平洋の子ども
22
腹黒シロエのターン!!供贄一族のお金を巡る男くさいレイドの行方な本編。新キャラや懐かしキャラなど、配分が調度良くてうはうはしました。レイドとは何ぞや?な謎が解けましたが、レイドボス複数相手はそりゃ過酷ですね。そして相変わらずシロエが水臭い。だからこそ直継やてとらの明るさが、ウィリアムやデミクァスの信念が際立つのか。アカツキと同じく、少しずつ成長を遂げる姿は胸打たれます。デミクァスの嫁の詳細求む!!しかし西は不穏なままですね。やたら「放蕩者の茶会」メンバーが全編に渡って出張ってる印象が強い…2014/05/01
晦夢
16
シロエサイドの話。ある目的のため資金が必要になり、供贄一族の菫星に融資を頼むが断られ、あるレイドに挑むこととなる。過去円卓会議を蹴ったシルバーソードにレイドの要請をする。懐かしいデミクァスも登場。素晴らしくMMORPG感が出ていてよかった。てとらよ…お前男だったのかよ!!w ひでえ、ひでえよ、アイドルなんていなかったんや。一度全滅した後のウィリアムの話がすげえ良かった、涙ぐんじまったぜ。にしてもこの世界の構成が面白いな。西の描写も入ってきてこれからも楽しみ。2014/12/06
作楽
14
大型レイドきたーー!楽しそう~~w と思いつつ、ウィリアムの奮起はちょっと感動。ラストは涙がにじんでしまった。てとらいい感じね。まりえーるさんとの念話かぁ、そうかぁ。頑張ってるなぁ。ヘンリエッタも・・・、いや言うまい。・・・にゃん太班長出番を望む。2015/01/23