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内容説明
無事に西都に到着した猫猫。環境は変化しても仕事は相変わらずで、薬屋として、また医官手伝いとして働いていた。どこに行っても呑気なやぶ医者に、何を考えているかわからない新人医官・天祐。猫猫は、壬氏の火傷が二人にばれないようにとひやひやしつつ西都での日々を過ごしていた。壬氏もまた皇弟として政務をこなす毎日だが、西都側は壬氏を名前だけの権力者として扱っていた。そんな中、猫猫は農村部を視察するために連れて来られた羅半兄とともに農村へ行くことに。視察するにあたって、かつての羅漢の部下・陸孫が動いていることに気付く。彼は、中央とは異なる農村部のやり方に疑問を持っていた。一方、かつて起こった大蝗害の生き残りの老人と出会うのだが―。
著者等紹介
日向夏[ヒュウガナツ]
『薬屋のひとりごと』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すがはら
220
ついに蝗害発生。壬氏も対策を頑張って結構いい線行ってるかと思ったんだけどな。貧乏くじでも誠実に出来ることをする不器用な姿を見てしまっては、猫猫としては益々壬氏に入れ込まずにはいられなくなったことでしょう。それでもイチャつく相手をしてあげるのは避けちゃうのね。雀さんといい桃美さんといいデレてあげない妻達ばっかりだし。めげるな男性陣よ。天佑が目立つようでいて活躍もせず中途半端なのが気になっています。2021/02/14
こも 旧柏バカ一代
185
何でこの表情なのか分かった10巻だった。 アウェー過ぎるし、相手は蝗害を権力強化に思いっきり利用して来てる。 それでもやるとこはやる猫猫達が、、、爆発してメチャクチャにしてくれたら面白いのにな。。2021/01/29
はなりん
135
西都での活動開始。農村の視察で蝗害の対策や風読みの一族の情報を得る猫猫。遂に蝗害発生!西都は玉鶯が何を画策しているのか、不気味。陸孫も何かありそう。本筋は重たい筈なのに、羅半兄や雀さん、馬閃とアヒルなど愉快な仲間たちのやり取りが、楽しくゆる〜い感じになって良き。馬閃の恋もムズムズ楽しめます!2021/02/06
はにこ
130
蝗害対応のために遠征中。馬閃の恋話がとても良かった。いつか二人が結ばれたらよい。雀さん、私的には最高。「雀さん、雀さん」「猫猫さん、猫猫さん」と呼び合う二人が可愛すぎる!蝗害との戦いはまだ続きそう。壬氏との恋が進むのはまだ先だろうか。2022/11/11
かんけー
128
読了♪猫猫二度目の西都(^_^;)壬氏のお供とはいえ?心中穏やかで無いのだったw濃すぎる雀(ちゅえ)さんが面白過ぎる~w何だ神田と猫猫を振り回すその言動の先に騒動が待ち受けて要るのは猫猫の宿命?五十年前の蝗害の惨禍が猫猫達の滞在する西都に再び...領主代理玉鶯の企みは?鳥が頻繁に出て来て笑いを誘う(^_^;)家鴨に鳩に飛...おっとw情報伝達網としての鳩の活用が危機を寸前に!相変わらずキャラの配置と役所が絶妙で読んでて飽きない(⌒‐⌒)ラストの玉葉妃の想いのモノローグがどう物語に転化して行くか気になる。→2021/02/06