ボニータコミックス<br> きみを死なせないための物語 3

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ボニータコミックス
きみを死なせないための物語 3

  • 著者名:吟鳥子
  • 価格 ¥528(本体¥480)
  • 秋田書店(2018/03発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784253264037

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内容説明

宇宙に浮かぶ都市国家コクーン。この限られた場所で生きるため、天上人(テクノクラート)と呼ばれる組織が人々の生命の価値を“査定”し、低評価の者を安楽死させていた。そんな中、短命の病“ダフネー症”のジジはシーザーに恋をする。存在価値のない人間が生きることは許されない世界で、少女はそれでも、恋の夢を見ていた……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はな

25
1~3巻までレンタルにて。遺伝子変異を持ち長寿命であるネオニティ(幼形成熟)のアラタ、ターラ、シーザー、ルイ。宇宙居住施設コクーンで監視カメラの下厳しく社会道徳的な人間関係を求められる。細かくパートナー契約があり、契約のない相手とは接触すら許されない。愛とは猥雑なもの。3巻からはストーリーが動き出したという感じ。ルイの言ってることは真っ当なのに、この世界ではおかしいとされてしまうのが切ないなぁ。SFであり、恋愛であり、ミステリーであり……盛りだくさんで読み応えがあってとてもおもしろい。続きが気になるー!2019/02/04

でんか

23
おもしろかったです。1-2巻は世界観や設定の説明が主な感じで、キャラ同士のドラマも本格化していなかった気がして、面白いような感じはあったたのですが、今一つ入り込めない本だという印象でした。しかしこの巻では、だいぶ物語も本筋に入ってきた感じで、とてもワクワクしながら引き込まれるようにして読みました。各キャラの関係性が変化してきたり、謎が明かされてきたからだと思います。おそらくタイトルにある所の「きみ」の物語の意味も明かされつつある…感じ。次巻が楽しみな一冊。2018/03/21

ぐうぐう

19
インモラリストとして登場したルイ。ダフネーである祇園との悲劇的な破局を体験し、さらに世界へ疑いの目を強くする。ルイから社会パートナー制度への疑義を投げかけられたターラ(アラタへの片想いに苦しんいたことがあったはずの)が、その制度を弁護する展開に、この漫画の深さと面白さが凝縮されている。想いだけでは世界は変わらない。けれど、その想いがなければ、世界を変えようとすら思えない。契約という安心と合理性を手にした人間の、想いを力にしていく、これは物語だ。2022/02/06

カキ@persicape

13
3巻一気読み。面白いなぁ。SF・恋愛・ジェンダー・社会派・ミステリ・生と死、いろんな要素が詰まっていて好みだった。優秀な遺伝子を持ち数百年の生き続ける進化した人類ネオニティである主要キャラ達と光合成をし生き枯れて16歳で死ぬ奇病ダフネー症にかかったとある女性と少女たちの物語。現代の結婚がパートナー制度に取って代わっていて、添い遂げることが前提でなく第三まで段階があり生殖パートナーか否かという問題も絡む。複雑で上手く説明できないのだけど、世界観とテーマを沢山盛り込んでも破綻してないので読み応えがある。2018/09/09

陸抗

12
少しずつ、少しずつ、隠された情報が明かされていくけれど、この世界は一体誰に優しいの。ダフネーの少女達を取り巻く環境の悪化も、誰かを愛しいと思う感情も、この世界では抗えないものなのかしら。読んでて辛いけど、読むのを止められない。タイトルの「きみ」って、誰を指してるんだろう。2018/03/17

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