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内容説明
京都コクーンで超長距離航行を可能にするエンジン・VASIMRを発見したアラタたちは、4.24光年離れた恒星系「プロキシマ・ケンタウリ」への航行を計画。このコクーンと、地球に縛られた社会を捨て、遥かな宇宙へと動き出す選択をした彼らの運命は…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びっぐすとん
17
まず手にとって衝撃だったのが「次巻最終巻!」の帯。そんな!と思いつつ読みはじめると今までのペースが嘘のような急展開。遠い宇宙への旅こそネオテニィの意義とプロキシマへ目を向けるアラタ。地球の大地を恋慕うダフネーのジジ。コクーン人類には蔑むものとされていた「愛」の真実をそれぞれが知った今巻。ラストはどうなるのか?アラタ達は?シーザーとジジは?ソウイチロウは何者で何を目指しているの?儚い命のジジが諦観しながら大人へと成長していて、かつての無邪気な少女じゃないところに、何とか彼女に幸せを、と思わず目が潤む。はあぁ2020/05/20
おーすが
10
恋愛禁止の管理社会。契約の段階をあげる部分で自覚的な恋愛感情はあるので、どこで愛か、そうではないかの線引きをしてるのかが曖昧な気もする。単に、言葉に出すか、出さないかの問題なのかなあ。でも、タブーを超えて結ばれる二人の物語はいつだってカタルシスある。ターラよかった!ネオテニーの存在意義も判明。ではダフネーは?シーザーにも幸せになってほしいな。最終巻が楽しみ。2020/11/07
さとみん
7
「愛」という猥雑な感情は差別の源でもあるが、生きる糧にもなり得る。自分の存在価値と己の命を次世代に繋ぐ理由。前巻のラストからこの流れで次が最終巻!?あまりの急展開に動揺しているが、ここまできても私にはこの世界がディストピアだとは思えない。リストインは自分から申請することが出来ること、料理が専門職にしか許されない行為なのも面白く、各種資源の限られた環境で作り上げられた社会システムはとても興味深い。そのせいかラストに掲げられたタイトルに、ソウイチロウの存在を強く感じている。2020/05/16
卯月
3
次が最終巻だと…!1巻から読み直したいと思います。。2020/05/17
チューリップ
2
愛を語る事が猥雑な事って価値観の世界で愛を語りお互いの大切さを実感するシーンがいいな。アラタとターラ最終的な気持ちは同じはずなのにすれ違ってばかりだったからようやくかと思った。ジラフがライオンの最期には手を握っていたいと思うからロケットに乗らない選択をしたり、シーザーがジジの為と思ってやろうとしている事はジジが望んでいなかったり色んな愛情の形が描写されていた気がする。終盤のシーザーの判断にそうくるかと思った。話は盛り上がって次で最終巻。みんなどうなるんだろう。2021/09/28