岩波文庫<br> 完訳グリム童話集 5

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岩波文庫
完訳グリム童話集 5

  • 著者名:金田鬼一
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 岩波書店(2018/01発売)
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  • ISBN:9784003241356

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内容説明

比較言語学・説話学の分野に偉大な足跡しるすグリム兄弟が,ドイツ各地で口から耳へと伝えられた昔話の数々をあまねく採録.児童文学の一大宝庫であり,民間伝承研究に不可欠の文献である.名訳をもって知られるこの金田訳は,一八五七年刊の原著決定版から削除された昔話をも数多く収録する.KHM番号を付記した.

目次

目  次

 一九一 みそさざい〈khm 171〉

 一九二 かれい〈khm 172〉

 一九三 「さんかのごい」と「やつがしら」〈khm 173〉

 一九四 ふくろう〈khm 174〉

 一九五 お月さま〈khm 175〉

 一九六 ふしあわせ

 一九七 じゅみょう〈khm 176〉

 一九八 死神のおつかいたち〈khm 177〉

 一九九 プフリームおやかた〈khm 178〉

 二〇〇 泉のそばのがちょう番の女〈khm 179〉

 二〇一 エバのふぞろいの子どもたち〈khm 180〉

 二〇二 池にすむ水の精〈khm 181〉

 二〇三 こびとのおつかいもの〈khm 182〉

 二〇四 えんどうまめの試験

 二〇五 大入道と仕立やさん〈khm 183〉

 二〇六 くぎ〈khm 184〉

 二〇七 お墓へはいったかわいそうなこぞう〈khm 185〉

 二〇八 ほんとうのおよめさん〈khm 186〉

 二〇九 兎とはりねずみ〈khm 187〉

 二一〇 つむと梭とぬいばり〈khm 188〉

 二一一 ひゃくしょうと悪魔〈khm 189〉

 二一二 つくえの上のパンくず〈khm 190〉

 二一三 あめふらし〈khm 191〉

 二一四 強盗とそのむすこたち

 二一五 どろぼうの名人〈khm 192〉

 二一六 たいこたたき〈khm 193〉

 二一七 麦の穂〈khm 194〉

 二一八 どまんじゅう〈khm 195〉

 二一九 リンクランクじいさん〈khm 196〉

 二二〇 水晶の珠〈khm 197〉

 二二一 マレーン姫〈khm 198〉

 二二二 水牛の革の長靴〈khm 199〉

 二二三 黄金のかぎ〈khm 200〉

 児童の読む聖者物語

 二二四(Ⅰ) 森のなかのヨーゼフ聖者〈khm 201〉

 二二五(Ⅱ) 十二使徒〈khm 202〉

 二二六(Ⅲ) ばら〈khm 203〉

 二二七(Ⅳ) 貧窮と謙遜は天国へ行く路〈khm 204〉

 二二八(Ⅴ) 神さまのめしあがりもの〈khm 205〉

 二二九(Ⅵ) 三ぼんのみどりの枝〈khm 206〉

 二三〇(Ⅶ) 聖母のおさかずき〈khm 207〉

 二三一(Ⅷ) おばあさん〈khm 208〉

 二三二(Ⅸ) 天国の御婚礼〈khm 209〉

 二三三(Ⅹ) はしばみの木のむち〈khm 210〉

 断  篇

 二三四(Ⅰ) 絞首架の男〈khm 211〉

 二三四イ(Ⅱ) 黄金の脚
   (附録)じゅばんの袖

 二三五(Ⅲ) しらみ〈khm 212〉

 二三六(Ⅳ) つわものハンス〈khm 213〉

 二三七(Ⅴ) 靴はき猫〈khm 214〉

 二三八(Ⅵ) 悪人のしゅうとめ〈khm 215〉

 二三九(Ⅶ) 民謡体の童話断篇〈khm 216〉

 グリム兄弟遺稿中の童話

 二四〇(Ⅰ) 恩を忘れない亡者と奴隷からすくわれた王女〈khm 217〉

 二四一(Ⅱ) 貞女〈khm 218〉

 二四二(Ⅲ) 柩のなかの王女と番兵〈khm 219〉

 二四三(Ⅳ) こわがる稽古〈khm 220〉

 二四四(Ⅴ) ペーテル聖者の母〈khm 221〉

 二四五(Ⅵ) 犬が猫と、猫が鼠となかのわるいわけ〈khm 222〉

 二四六(Ⅶ) 犬と犬とが嗅ぎっこするわけ〈khm 223〉

 二四七(Ⅷ) 耳のいい人と脚の早い人と息の強い人と力の強い人〈khm 224〉

 二四八(Ⅸ) 鼠と腸詰との話〈khm 225〉

 跋文

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takakomama

6
最終巻。33話と聖者物語、断篇、遺稿、跋文。絵本と読み比べしながら、何か月もかかってやっと読み終えました。似たような話も多かったし、残酷な話もありました。 2022/09/22

みけねこ

1
グリム童話全部読み終わった!1〜5巻を通して、1番印象に残っているのは、「子どもたちが屠殺ごっこをした話」。収録されている巻はだいぶ前に読んだのだけれど、未だに覚えているくらいインパクトが強い。跋文にこれを含む複数の話を削除しようと考えたと書いてあったが、読めないとなると読みたくなるものだし、個人的には削除されなくて良かったと思う。童話はどんな年代にも響くものがある。自分の振る舞いを考えさせられることもある。注釈も興味深いものが多く、楽しく読めた。薔薇に対する見方が変わりそう。2022/12/24

あいちょ。

1
『人生で影響を受けた本100冊』登録。2020/03/19

paumi

0
最終巻。巻によって動物や非生物が主役だったりするが、この巻は主に人間が主役。特に貧しい百姓がいきな計らいをしてお姫さまを助け出し結婚するハッピーエンドが多かった。しかしその過程に残酷な描写があったりする。魔女を火に追いやったり、指輪がどうしても抜けないから指ごと切ってしまったりなど… その他にも絞首台にぶらんこにされた死人を利用して自らの命を守ったり。こんな描写では万人には受けないから、今日の童話はソフトに改変されている。しかし原文を忠実に再現している本のほうが私は好きだ。2014/10/23

あきこ

0
5巻は聖書のような話が多かったように思う。1巻から読んでいると似たような話や、日本の民話にも同じようなものがあったりして初めて読んだ感じがしないものが多い。2014/10/16

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