新 仮面ライダーＳＰＩＲＩＴＳ（１７）

著者名：石ノ森章太郎【原作】/村枝賢一【漫画】

講談社（2017/12発売）

• ISBN：9784065106471

内容説明

ライダーマンの右腕へメモリーキューブを埋め込むことで、地上へ仮初の降臨を果たした大首領ＪＵＤＯ。村雨の姿を擬態したＪＵＤＯは、その不完全な姿であっても仮面ライダーＺＸを戦闘で圧倒するだけの力を見せつける。その激突を端緒として、大首領と袂を分けたＢＡＤＡＮ、そして大首領の忠実なる僕・デルザー軍団の２大勢力と、ライダーたちの、三つ巴の戦いが地上を舞台に幕を開ける！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[maito/まいと]

二巻連続で表紙がゼクロス。だけどそこに込められたものは前巻の比じゃなくなったかも。ひとしきりの攻防の果てに訪れたのは、氷の惑星と化した地球。そして、バダンとデルザーの対立が如実になり、バダンが人類との協戦を申し出るという展開へ。話し合いの場で持ち出された選民思想に抗う本郷だけど、意外なことに目の前の現状への責任を突きつけられ動揺。改造人間としての引け目、だろうか・・・さらに、その奥に潜むＪＵＤＯまで視線に入れた研究や駆け引きが始まり、緊迫した状況がまだ続きそう。鍵となるのはやはりゼクロス。彼の決断は・・・

2017/12/17

[eucalmelon]

バダンとの共闘・・。ありうるのか？問題はバダンと誰との共闘かだ。仮面ライダーかspiritsか？三影、何かと出てくるこの男。悪役というほどあくで話し、正義でもなし、野望を隠し持つ男か？野暮な男か？結城、ライダーマンマスクの復元をしているのか？諦めない男もなにかかっこいい。

2018/03/15

[やいとや]

バダンとの共闘の申し出に決然と対するのは矢張り「始まりの男」本郷猛。ま、何でもアリの悪の組織に云わせりゃ「夢想」なのは当たり前なんだけど、だからこその仮面ライダーなんだよ！と強く思う。故に本郷には「貴様がそんな様だから いつまでも争いが終わらんのだ」の台詞に怯まないで欲しかったな、とも思うが。とりあえず、ずーっとライダーマン尽くしだったので、他の9人が戦ってくれるだけでお得感があるのは『仮面ライダー』のコンテンツとしての力とキャラクターの存在感の為せる技ですな。

2019/01/24

[北白川にゃんこ]

サムゥイ！

2017/12/17

[とんび]

このシリーズは読書メーターの分類に「サイボーグ」入れてるんだけど、今回は敵側で「改造人間」のグロテスクな面が描かれて、かっこいいヒーロー、と割り切れない感じがライダーっぽくてよろしい。

2018/01/01