内容説明
大好評の松本清張・文庫オリジナルの「ジャンル別作品集」シリーズはいよいよ最終巻! 第6弾は著者の代名詞とも言える「社会派ミステリ」。清張作品がおもしろいのは、時代の書き込みに加え、その社会に暮らす私たちの姿をきっちり描いたから。いつ読んでも共感を呼ばずにいられない傑作群を、どうぞお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
52
7短編掲載。「社会派」と銘打っているものの、そもそも清張作品はそれが看板とちゃうと思った。訪問で特養へ行くと薄暗い廊下に本棚があって清張物も多い。高度経済を突き進んできた日本の軌跡に残る轍・・色恋、汚職、労組がらみトラブルetc 人生ゲームの泣き笑いが収斂されている。光と影だ。筋は専ら男が被、加害者に・・女は付録というか餌というか‥そんな時代だった。腐警察・腐医者・悪徳金融は今でも続いて居るが腐地方自治体、三文地方紙は減った気がするけど。巻末解説にある”現実の薪が虚構の火を燃え上がらせる”けだし、名言だね2024/10/07
アン
6
人の心の弱さが、それぞれの作品に、いろんな形で描かれている。その弱さの根源は何かを考えさせられる短編集でした。2018/08/14
hirokazu
1
清張ブームの中、発表された七編収録。最も古いのは1956年の「喪失」。作中なんの「事件」も起こらず、「あれ?」となったが、初出が純文学誌「新潮」だった。「点と線」を書いてた頃にまだ純文学誌に執筆してたのか。ちなみに松本清張と言えば「社会派ミステリ」!…と思っていたけど、ウィキペディアによると本人は「社会派」の呼称を好まなかったそうだ。2017/12/23
くりたろう
0
古い時代の社会派ミステリ。トリックがおおらか2019/03/03
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