内容説明
著者が著した膨大な数の短編を、ジャンル別に集めた文庫オリジナル作品集第2弾は捕物帖! 「大黒屋」「三人の留守居役」「七種粥」「虎」「見世物師」を収録。清張は、十手ものもおもしろい!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タツ フカガワ
39
5話の短編を所収。なかで「七種粥」は、冬の閉め切った長屋で外傷もない男の死体が見つかり、押し入れから絞殺された女の死体が出てくる。男が女を殺害したものの、一酸化炭素中毒死で完全犯罪成立かと思っていたら、文七親分が謎を解いてしまう。この一編をはじめ、どれも悪事はいつか顕れる、という内容で、昔読んだ「地方紙を買う女」「坂道の家」「小さな旅館」などの短編をちらっと想起しましたけど、時代物のほうが数段物足りなさを感じました。2022/04/18
やぶチャン
4
松本清張はやっぱり文章が上手いです★4.82016/12/26
らんちあ
1
2016/10/30