祥伝社文庫<br> 庶務行員 多加賀主水が悪を断つ

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祥伝社文庫
庶務行員 多加賀主水が悪を断つ

  • 著者名:江上剛
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 祥伝社(2017/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396343163

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内容説明

人心一新された第七明和銀行で、吉川新頭取の息子が誘拐された!? 国債の危機を訴える一派はいったい何を企んでいるのか――銀行の雑用係が、日本経済の危機を救えるか!? 高橋克典主演でTVドラマ化決定の痛快エンターテインメント、待望のシリーズ第2弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

★グラスハート★

50
2.0 前作は1話完結でしたが、今作は連作短編小説でした。 何作も続編出ているようですが、私はイマイチ好きになれないかな。とりあえず、お稲荷様で解決します。2021/10/19

紫陽花

36
アメリカでは政策金利がどんどん上がってきています。日本の超金融緩和政策もいつ見直されるかと論議され始めました。多加賀主水シリーズのこの作品、今回はアベノミクスやマイナス金利政策を扱っています。話がこれまでのように一支店だけでなく、国レベルのグローバルなものになっていました。本の内容は主水が悪い奴を叩きのめすという気楽に読めるのものなので、国債の売却など経済的な話が分かりやすく頭に入ってきました。2022/11/23

達ちゃん

34
シリーズ2作目も気軽にサラッと読めて面白かったです。悪との闘いはまだまだ続きそうですね。2019/09/25

Yunemo

33
「許さない」から「悪を断つ」ですか。この荒唐無稽さで読み進め。でも冷静に今の経済情勢を考えれば、国債の危機という相当に深い部分をデフォルメしています。大人の漫画的要素にグイグイと。また組織の中で苦しむ支店長、その部下の行員たちの様子、この部分はまさにその通りなんでしょう。そうは言っても大銀行組織の中で、要職にある人達、あった人達、そもそもがこんな杜撰なことする?元副支店長が正体不明の人物であったり。中に出てくる、掃除と経済的成功には何らかの因果関係があるのでは、これって名言‼自室掃除後の爽快感に似てます。2017/08/06

まみ〜

16
シリーズ第2作?日本国債を日銀が引き受ける現状を憂える、元財務官僚、現財務官僚、そして銀行幹部が、世界的に有名なファンド経営者から「革命」を起こそうと誘われ…?時を同じくして起こった、頭取の息子の誘拐? 地上げ屋に狙われた魚屋、主水がかつて仕えていた地元の名士、そして銀行の融資引き上げによって自殺した中堅企業の経営者…?今作も、主水が困った人に救いの手を差し伸べる✊️ うん、今作も面白かった?そして今作は「国債」という非常に繊細な問題提起もあり、いろいろなことを考えさせられました?2018/06/26

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