内容説明
この雑用係、何者だ!? 策謀うずまく第七明和銀行。その支店に配属された男には、裏の使命があった――。2年前、2つの銀行がしぶしぶ合併して誕生した第七明和銀行。旧第七銀行出身である会長の権藤幾太郎は、専務の綾小路英麻呂を使い、旧明和銀行出身の勢力を排除すべく陰謀を巡らせていた。そんな折、雑用を担当する庶務行員の多加賀主水(たかがもんど)が、同銀行高田通り支店に配属される。彼の真の目的は、“ある男”からの命令を受け、極秘裏に支店内の動向を調査することだった。オレオレ詐欺、セクハラ、退職勧奨、不正融資……数々の事件から浮かび上がる歪んだ行内事情と、権力争いの陰に潜む “ある男”の意外な正体とは!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユザキ部長
78
特命係長只野仁から角とエロさを削った感じでしょうか?サングラスじゃなく狐の仮面ね。2018/11/07
★グラスハート★
55
2.0 江上剛初読みです。難しい用語もなくサクサク読めますが、深みを感じない。そして、自分からペラペラとしゃべってくれる人ばかり。半沢直樹超ライトな感じ。2021/10/18
mr.lupin
50
江上剛さんの著書三冊目読了。二年前、二つの銀行が渋々合併して誕生した第七明和銀行。そんな銀行に数々の職業を転々として今度は雑用を担当する庶務行員として多加賀主水が配属された。しかし主水の目的はある男からの命令を受け、極秘裏に支店内の動向を調査する事だった。銀行を舞台にした勧善懲悪モノでとても読みやすくゆるりと楽しめた。続篇もあるようなのでまた手に取ってみたい。☆☆☆☆★2020/09/22
達ちゃん
44
前から気になっていた主水シリーズ。内容はわかりやすいし、サラッと読めて面白かったです。続きも読んでみよう。2019/08/28
Yunemo
44
現実感が薄れても、極上(?)のエンターテイメントとして楽しめればいいんでしょう。身近な問題と途方もない現実離れした問題を織り交ぜて、かけ離れた世界で楽しめます。一支店の一介の女子行員が、庶務行員が、ここまでできる?副支店長の役割が脅しと夜襲、天狗の面で正義の味方。あり得ないながら、ありそうでもあり、ちょっとの現実感もあり、割り切ってしまえば存分に楽しめましたよ。それにしてもこの世界、セクハラ、パワハラ、マタハラ、今でも存分に残っているんでしょうかね。このあたりは、現実感が伴って。2016/08/04
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