内容説明
試験的にAIロボットを導入した第七明和銀行。高田通り支店の庶務行員・多加賀主水は、AIに負けじと雑用をこなしていた。ところがある日、主水は友人の木村刑事に放火の疑いをかけられ、署に連行される。聞けば“高田町稲荷の遣い”を騙り、町内の嫌われ者の自宅に「天誅」と称して放火する輩が出没しているらしい。潔白を訴える主水は、町を脅かす巨悪と対峙する! テレビドラマ化された痛快銀行小説シリーズ第4弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Walhalla
38
『多加賀主水シリーズ』の4作目です。今回は金融ネタは少なく、やや軽めのお話でしたが、AIロボットが銀行内で活躍するなど、時代を反映したような内容でした。さて、町内で連続した放火事件を追って、正義のミカタが活躍します。その正体は庶務行員さんですが、悪を倒すシーンはいつも気持ちがいいですね。2022/09/13
YAKO
34
今回で4冊目になるこのシリーズ✨ 4巻、銀行系は難しく感じるんですが、これはわかりやすい内容で、私でもそれダメでしょってわかる😅💦 読みやすくて良かったです。今回はバンクンというAIロボットが登場するんですが、、、こんなロボット登場しちゃったら、ホントに人間が必要なくなる😨 仕事取られちゃう💦 未来への不安がムクムクと出てきちゃいました😭💦 2019/08/29
Yunemo
26
シリーズも第四弾になるのですね。最近の現実に起こった銀行事件、地面師の暗躍を主眼に、AI導入、昔ながらの地上げを組合わせて、面白い作品に仕上げてます。もう完全にエンタメの世界と捉えれば、少々の非現実さなど関係なく楽しめます。細かいことに拘らずに読み進めるのが本作品の醍醐味。でも根底に銀行という業界の先行き不安さ、定型事務、営業はここに登場するバンクンにとって代わられるのは必然。銀行は何を目指すのか、「速い銀行」じゃなく「スローな銀行」という価値観は人口減少、少子高齢化世界において考えるべき大きな課題かも。2019/07/21
クルミ
12
多加賀主水が働く第七明和銀行に試験的にAIロボットが導入された。素晴らしいロボットのうえ可愛らしさもあって、主水の仕事が奪われそう。ある日、友人の木村刑事に放火の疑いをかけられ署に連行される。銀行の外交員がここまでお客の要望に応えなければ仕事は出来ないのだろうか?“高田町稲荷の遣い”として「天誅」を下して問題解決に導く主水。気持ちいいですね。2023/05/06
もも
10
AIロボットのバンクンも大活躍で、ちょっと癒されました。2020/12/29
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