メディアワークス文庫<br> 神様の御用人7

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メディアワークス文庫
神様の御用人7

  • 著者名:浅葉なつ【著者】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 特価 ¥346(本体¥315)
  • KADOKAWA(2017/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 90pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048933278

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内容説明

朝を迎えるごとに記憶を失ってしまう月読命(つくよみのみこと)。彼の御用は、こんな自分を支えてくれる実弟・須佐之男命(すさのおのみこと)への贈り物を探して欲しいというものだった。いつも通り行動を起こす良彦だったが、それはやがて予期せぬ方向へと一同を導くことになり……。一方、穂乃香はとある女子生徒と「月」をきっかけに距離を縮め、次第に彼女の心に寄り添っていく。記紀に伝えられることなく葬られた神々の秘密が今、月光に晒される――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スズ

276
日本の最高神天照大御神の弟であり、日本の海原を治める須佐之男命の兄である月読命の失われた荒魂を探す御用を承った良彦だが、月読命は一日毎に記憶が消えてしまう上、黄金も何故か良彦の前から消えてしまう。更に、一部の神々によって秘匿され続けてきた月読命の壮絶な過去を知る事になり…。姉や弟と異なり、日本書紀や古事記に記述がほとんど見られない謎多き神・月読命を巡る姉弟愛が素晴らしく、神々の心を救い続けてきた良彦の感情たっぷりの叫びが印象的。古来より月読命を祀り続けてきた由緒ある社は全国で伊勢の2社だけしかないとは驚き2018/08/10

ううち

217
第7弾。表紙がとても素敵。須佐之男命の兄である月読命の荒魂を探すという御用。穂乃香ちゃんの同級生からの繋がりもとても良かった。 フィクションとなっているけれど本当の話なのか?と思う読み応えのある長編でした。 もふもふ様の登場がそっけなくて寂しかった。次はもっともふもふを!2018/08/11

すがはら

179
今回の御用を依頼した月読命について、前々から、重要で力がありそうな神なのにたいしたエピソードが無いことを残念に思っていたので、この巻は大いに期待して読みました。切なくて、でも暖かさと少しの希望も感じられるお話でした。結びの一言でいきなり黄金の自信が揺らいだか?と思われましたが次回はどうなるのか、とても気になります。2017/11/02

ジェンダー

178
今回はいつもとは打って変わって神様のタブーというか触れられたくないパンドラの箱を開けた感じ。今回のも意味があって出てきた話だけどみんな触れられたくない過去・隠したい黒歴史みたいなのはあるだろうけど今回の場合どうする事が正解だったのかはなかなか難しいかったと思う。「人が書物に残した物なんて歴史のほんの一部だ異聞だったりら違う結末があってもおかしくないたと思いますよ。だから願望でもいいんじゃないですか。本当にそうだったかもしれない」と言うセリフは結構印象に残ったかなぁ!次も楽しみかなぁ!2024/02/04

とろとろ

177
シリーズ7巻目。話は4柱に分かれているが中味はひとつ。最近は長編ばかりかな。天照大神と月読命と須佐之男命3人の姉弟の関係に、かぐや姫の昔話が絡んだ日本創世の壮大な物語、ってか(^_^)。かぐや姫の話にそんな異聞が有るなんて知らなかった。今度ウィキぺディアで調べてみようかな。最近読んだ「カカノムモノ」はとても陰鬱な暗い話で好きではなかったが、このシリーズは難解な話であるにも関わらず、黄金様のお陰でコメディタッチなのが面白い。あとがきにコミック版を紹介していたので読んでみようと思ったよ。2017/10/05

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