内容説明
旗本の三男坊で、部屋住みの飛川角之進。将棋が得意で、根津の湯屋の二階で町人たちを相手にその指導をしたり、湯屋の隣の料理屋で、見習いとして修業をしていたりする。そして、剣の腕も立つことから、様々な事件を持ち込まれることもある。折しも、辻斬りが続発し、武家・町家問わず、被害が出ていた。角之進は、友と共に犯人捜しをすることに……。剣、料理、将棋を極めること邁進する若侍を描く好調シリーズ第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
37
関西弁の時田猪之助さんが、刀を抜く間もなく辻斬りに遭いあっけなく・・。今回はふんわりホカホカは食べ物だけ(;´∀`)。そしてなんか怪しい用人がでてきましたよ。この作家さんお初なのですが自分で料理されるのでしょうかね。コッ(^^♪クさんや料理人じゃなく男料理を楽しまれているような(^^♪2022/05/21
とく たま
7
包丁、駒、剣の順で面白い!いずれも人情豊かだ。辻斬は極めて強く、成敗する主人公達は少し卑怯だ。まぁこれもこれなりに面白いもんたわ (´▽`)2022/05/17
スカーレット
3
「井筒屋お主も悪よの~」的な黒幕さん登場!!雲行きが妖しくなってきたなぁ。。。2018/11/26
ふみえ
3
あ~かわいそう。何で良い人が…。ご都合主義だけどこの手のお話ではOK。これからの季節にむけた、温まる肴も美味しそう。若様窮地に立たされるのか?2013/08/18
壱分銀知恵
3
事件は甘いが、作者の持ち味が出てて染み入る話。ただ、今後どの話筋に転んでもいいように書かれているが…欲張り過ぎかナ。2013/08/17