内容説明
小茄子の翡翠煮、常節と若布の生姜 醤油、筍の穂先焼きなど、今日も湯島三組町の田楽屋では、あるじの八十八が丹精込めた料理が美味しい匂いとともに並ぶ。厨には、彼と並んで作務衣をまとった若い侍がいる。じつは彼は、八十八に弟子入りした旗本の三男坊の飛川角之進。剣の腕はたつが、料理はまだまだ修業中。ある日、十手持ちの仁吉が、なんとも剣呑な辻斬りの話を持ち込んできた……。シリーズ第4弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
39
あらまぁ目付が刀も振るえないやなんて・・知恵伊豆を捩った虐殺志向趣味の連中ばかり集めて・・・そりゃ天狗に成敗されても仕方ないですね(;´∀`)。次の巻では・・おみつと仲いいのですが・・将軍の落し種でも店を持てるのでしょうかねぇ。いえいえヤキモチ焼いているわけではないですよ(;´∀`)。2022/05/21
ううち
8
サブタイトルが違ったけど飛車角侍でした。師匠の作るお料理は相変わらず美味しそうです。いつも早上がりして何処に行ってるのかなー?今回は草吉さんがカッコ良かったです。角之進さまとおみつちゃんとのやりとりがいつにも増して微笑ましい。なんだか完結っぽい終わり方でしたが…所帯じみて欲しくないという気もします。2015/02/23
まめもち
2
若さま天狗仕置き2015/10/29
数奇屋
1
一冊飛ばしてたけど楽しめた2018/07/03
たま
1
飛車角侍続きがあったとは最近まで知らず、近所の本屋さんになかったので、街のほうまで探しました。今回は天狗に扮して(わけではないが)悪党を成敗するのですが、それよりも角之進の将棋に対する思いの変化のほうが大事なお話かと思います。あと数冊出ているようなので、楽しみに読みたいと思います。2018/05/27