徳間文庫<br> 若さま包丁人情駒

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徳間文庫
若さま包丁人情駒

  • 著者名:倉阪鬼一郎【著】
  • 価格 ¥680(本体¥619)
  • 徳間書店(2017/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198936587

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内容説明

主人公は旗本の三男坊(実は、将軍家斉の御落胤)で部屋住みの飛川角之進。将棋が得意で、根津の湯屋の二階で町人たちを相手にその指導をしている。この快男児がさまざまな事件に巻きこまれ、ときには悪人を成敗し、またときにはともに人情に泣く。人気作家が描く、時代小説の新シリーズ開幕。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

39
旗本の三男、出仕をしてないので剣術に励み、暇なので風呂屋の二階で将棋を指し、そして田楽屋の店主に料理を習う。なんと面白そうな。しかも若様と呼ぶ草吉なるものが陰ひなたとなり付き添う。この角之進なるものなにものぞ。人情モノの本に出会えほっこり。難しいこともなくサラリと読了。 でもねぇ蜻蛉の簪をつくる政次とおみよ夫婦、胸が痛んだけれど、人の・・角之進と八十八親方の優しさにほろりと2022/05/21

ひかつば@呑ん読会堪能中

11
ここ数年ブームの料理ものに加えて将棋!とは珍しい設定だなぁ。主役は暇しかない旗本の三男坊で、子供のころから将棋の才があったということだが、なぜ田楽屋の弟子として包丁を握っているのかは謎。市井の人情たっぷりの話は心地よいが、大きな伏線も明らかにされているのでこの先どう展開するのか?こちらもゆるゆると付き合っていきたい。2013/07/12

とく たま

7
武家の三男坊、何故かただ者でなさそうな小者が付き従う?将棋を指し剣を研き料理に研鑽する!好きなシュチュエーションだなぁ(´▽`) そして料理も人情も剣もよし🍀2022/05/14

だいしょう@SR推進委員会

7
「のどか屋シリーズ」と重なる部分はあるものの、重い出生を背負う若者の侍を主人公にして、異なる色あいを出してきた。本人の出来が良すぎるような気もするが(アレが父親にしてはね~)、将棋にも剣術にも料理にも、悩みながら真剣に取り組む姿は好ましい。あいかわらず料理の描写はみごと。素朴な材料に細やかな手をくわえて仕上げていく物がたくさんで、本当においしそう。そんな料理と人情がうまい具合に絡む話は読後感もよい。市井の町人と家族にも恵まれて、彼が自分の道をどう切り開いていくのか、楽しみな一冊となった。2013/09/21

ミド

6
剣術と将棋と料理が得意で出生の秘密もあり。設定盛りすぎな感はあるけれど、角之進は頼れる兄貴なので好ましい。メインは将棋の話になるのかな。料理は両手で下からとのどか屋と同じで違いがよくわからない。蜻蛉の簪の話は重い上に結構長くひっぱるので読むのがつらかった。2018/04/28

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