出版社内容情報
かつてこんなふうに読まれたことがあっただろうか――。モンテスキューとルソー、そしてディドロへ。彼らが格闘し、解き明かし、残した問題とは何か。新たな共同体の創設という課題に直面し、法の根拠を問い直す重層的なテクストを読み抜き、「啓蒙」をクリシェから解き放つ、気鋭の労作。
内容説明
かつてこんなふうに読まれたことがあっただろうか。モンテスキューとルソー、そしてディドロへ。彼らが格闘し、解き明かし、残した問題とは何か。新たな共同体の創設という課題に直面し、法の根拠を問い直す重層的なテクストを読み抜き、「啓蒙」をクリシェから解き放った、気鋭の労作。
目次
フランス啓蒙における立法者論の問題設定―政治と歴史のあいだ
第1篇 モンテスキュー―『法の精神』(統治という回路―『法の精神』における法律・政体・歴史;一種の革命家―フランス中世法制史とモンテスキューの立法者論)
第2篇 ルソー―『人間不平等起源論』から『社会契約論』へ(自然状態からの飛躍と反転―『人間不平等起源論』における歴史批判;主権論への転回、法の存立条件への遡行―『政治経済論』から『ジュネーヴ草稿』へ;社会契約への遡行、社会契約からの反復―『社会契約論』における立法者論の転倒とその帰結)
消え去る理想郷―モンテスキューとルソーからディドロへ
著者等紹介
王寺賢太[オウジケンタ]
1970年ドイツ連邦共和国デュッセルドルフに生まれ、北九州市八幡に育つ。現在、東京大学大学院人文社会系研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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