新潮文庫<br> 眠狂四郎無頼控(四)(新潮文庫)

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新潮文庫
眠狂四郎無頼控(四)(新潮文庫)

  • 著者名:柴田錬三郎【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 新潮社(2017/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101150093

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内容説明

霊魂呼出しに事寄せて大目付小笠原帯刀に怨みをはらそうとする修験者念々堂と奇術の名手胡蝶斎師弟の戦い。桂離宮から出奔した桂宮明子内親王を将軍家斉に与えるのに必要な贋の勅状を作るため、本丸老中の寵臣土方縫殿助が盗ませた天皇御璽をめぐる忍者の暗躍。息づまる危機に登場しては鬼神の技をみせる狂四郎は、江戸を離れて、四年ぶりに信濃路へ旅立ってゆく……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

186
名刀「無想正宗」を駆使 した円月殺法が、相変わらず、無敵で痛快。 悪役を懲らしめる様も、 爽快で小気味よい。 眠狂四郎と美保代の 生きざまも、薄幸ゆえに 心落ち着く気がする。 ワンパターン化してきたが、裏切られない 安心感が心地よい。2015/06/20

優希

42
息詰まるような展開にのめり込みでした。鬼神の技を見せる狂四郎が信濃に旅立つのがヒーローの旅立ちのような気配を感じさせます。2022/05/12

Kira

20
電子書籍で何度目かの再読。読み返すたびに新たに気づくことがある。狂四郎には常に虚無感がつきまとっているが、だからといってユーモアがないわけではない。「花の長脇差」で、男装の若い娘に調子を合わせてわざと弱い浪人を演じるところがおかしくて、娘の心情を思いやる優しさにもほっこりする。冷たいようでいて、人情に厚い狂四郎の気性がのぞくところに惚れこんでしまう薬屋の気持ちは、そのままこちらの気持ちでもある。というわけで、この巻はシリーズ中でも特に気に入っている。2024/11/20

ken_sakura

14
面白い。短編20編。細かいことを言わせない眠狂四郎の達人振りが楽しい。息子の仇と自ら狂四郎に挑む辰野おばばは新しい金八を期待したのだけど。おばばと備前屋のらしくない手際、美保代が無事でホッとした。おばばは美保代と新太郎の引き立て役で退場。残念。女性が不幸な話が多い眠狂四郎で女剣士が登場。池波正太郎「剣客商売」の佐々木三冬、「まんぞくまんぞく」の堀真琴のような女剣士が二人出て来た。二人共ちょっとトボけた感じが良かった♪(´ε` )「花の長脇差」「血笑の果て」2017/10/21

Kira

12
図書館本。再読。狂四郎と旅を共にした薬売りが狂四郎の魅力を語る「遺言賭博」と「花の長脇差」が、再読でもやはり心に残る。虚無感をまといながら人情に厚いって、不思議な魅力だな。2021/12/05

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