新潮文庫<br> 眠狂四郎無頼控(三)(新潮文庫)

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新潮文庫
眠狂四郎無頼控(三)(新潮文庫)

  • 著者名:柴田錬三郎【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 新潮社(2017/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101150086

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内容説明

狂四郎に挑戦し、その高慢の鼻をみごとに打ち砕かれた高姫の指嗾(しそう)する覆面の男たちによって捕われの身となった病躯の狂四郎が、地下牢で公儀勝手方組頭の兵堂掃部(かもん)から聞いた奇怪な事件……。六十貫の輸入金のありかを記した二枚の薄い玻璃を眼にはめ込まれ、一夜のうちに盲目になった娘……。江戸市中に連続して起る怪事件に巻き込まれて妖気と殺気を呼ぶ狂四郎――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

168
全編に漂う妖気と虚無感は 健在で、引き込まれる。 狂四郎と美保代の縁、想い が哀しい。 姫宮明子、静香、高姫… 狂四郎の虚無が引き寄せる 女性陣も魅力的だが… 佐馬右近の代わりに登場 した白鳥主善の敵役等 …配置設定の見事さは さすが柴田錬三郎である。2015/05/30

優希

40
江戸中に連続する怪事件に巻き込まれる狂四郎。妖気と殺気が入り混じっているようでした。2022/05/12

ken_sakura

20
面白い(^_^)課長島耕作が思い浮かんだ。女性が不自由な時代に出て来る女性がおとなしいと眠狂四郎になる(T ^ T)短編20編。数寄屋坊主河内山宗俊、男谷精一郎登場(^。^)腰巻から、眠狂四郎。享和初年頃生まれる。江戸広尾町祥雲寺寺内にて母とふたりで暮らす。十五歳の折、母逝去。五年後、長崎からの帰り、船が難破、孤島に漂着。そこで老剣士と出会い、円月殺法を編み出す。老師から無想政宗を授かる。六尺の長身、痩躯、彫りの深い白皙の、影のある風貌。父は棄教伴天連ジュアン・ヘルナンド。母は大目付松平主水正の娘、千津。2017/10/07

klu

10
次第に人間味を増してきた狂四郎!!2020/08/20

Kira

9
図書館本。再読。眠狂四郎は、転び伴天連の宣教師に手ごめにされた武家の娘から生まれたという宿業を背負っている。その自分と同じ宿業を背負わされて孤児となった男児を引き取るいきさつが語られる「異端の貌」が心に残る。子供たちに向ける狂四郎のまなざしは優しい。子供をかわいがるヒーローには萌える。ましてや、そのヒーローが無敵の強さを誇る剣客とくれば、なおのこと惚れ込んでしまう。 2021/11/04

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