講談社文庫<br> 隠密 味見方同心(八) ふふふの麩

個数:1
紙書籍版価格
¥671
  • 電子書籍
  • Reader

講談社文庫
隠密 味見方同心(八) ふふふの麩

  • 著者名:風野真知雄【著】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • 講談社(2017/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062936798

ファイル: /

内容説明

江戸の味を知り尽くした、あの人気料理人も驚愕の面白さ。「料理は無限である。読む程に空想の味を再現したくなった」―つきぢ田村三代 田村隆。僧侶となって正体を隠す伝説の大悪党・河内山宗俊に強引に連れて来られた超高級料亭・百川。そこで魚之進は兄が遺言に残した「この世のものとは思えないほどおいしいもの」―ケイクをついに口にする。ケイクを作らせた主は誰なのか? “美味の傍にいる悪”は、もうすぐそこにいる!?

目次

第一話 化け物そば
第二話 ふふふの麩
第三話 似たもの鍋
第四話 忍者寿司

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kagetrasama-aoi(葵・橘)

37
「隠密味見方同心」第八巻。とうとう、“この世のものとは思えないほどおいしいもの” を手にした魚之進。お静さんと父上がそれを食べるシーンには思わず涙。そしてとうとう事件の黒幕が判明、でも対決は次巻なんですよね。楽しみ楽しみ😆本筋とはあまり関係ないんですが、“大食い合戦” の話が。去年は暇だし、胸をはれば大男(らしい)魚之進、予選に出たんですね。いつもは背を屈めがちな姿勢なのが如何にも魚之進らしいなぁと思いました。事件解決も兄嫁お静との関係も、すっぱり解決して欲しい次巻(最終巻)。期待一杯です。2023/03/12

たち

35
ケイク、美味しそうでしたね。お静さんとお父さんと、ケイクをつついているシーンは、グッと来ました。お兄さんが最期に追いかけていた事件もわかりかけて、面白くなってきました。ですが、敵は思っていた以上に大きそうです。2017/10/08

ベルるるる

35
魚之進の頭の良さ、勘の良さが段々と際立ってきた。兄の死の真相にはどうも大きな藩が関係しているみたい。町方の魚之進がどこまで踏み込めるのか。2017/08/17

28
さくさくと♪魚之進さんは、着実にお兄さんを超える勢いなのでは?ボチボチ解決にならないと手が出なくなっちゃいそう(^-^;2017/09/15

Richard Thornburg

24
感想:★★★  シリーズ第8弾です。  ついに魚之進サンは河内山宗俊に連れて来られた超高級料亭で『ケイク』を口にします。  当時の食文化からすれば、確かにケーキは「この世のものとは思えないほどおいしいもの」なんでしょうね。  内容的には4篇の短編で構成されており、今回は魚之進サンが冴えわたり過ぎて(笑)どの事件もあっさり解決。  『似たもの鍋』では行動力までパワーアップしてマス。  事件の真相に大きく近づいた気もしますが、まだまだ先は長いのかな?2017/08/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11916787
  • ご注意事項