内容説明
最愛の人を喪った武蔵は、笑みを絶やさなかった。それは鉄壁の鎧のごとくであって、余人の付け入る隙を与えぬがためである。槍術の達人・宝蔵院胤栄、そして天下の剣豪・柳生石舟斎とあいまみえながら見据えるのは佐々木小次郎の姿。ときに憎しみに近い妬心を、ときに身を捩りたくなるような懐かしさを覚えさせる男。いざ、決戦のとき。衝撃と感涙のクライマックスに向けて物語は猛然と突き進む。堂々のシリーズ最終巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
94
花村萬月版宮本武蔵、足掛け6年、全六巻、2,322P完読しました!英雄色を好むと言いますが、武士道と女色道の二刀流、新しい宮本武蔵像の創造です。武蔵の名付け親が佐々木小次郎だった等、史実かどうか解りませんが、サプライズな内容も多く含まれてました。私は充分堪能しましたが、五輪書を愛読する宮本武蔵原理主義者(いるのかなぁ?)は激怒するかも知れません。2017/07/08
terukravitz
3
図書館本 ★★★★★2017/10/02
ケロたん
2
勝つためには手段を選ばない。確かに死んだら終わりやもんな。2017/08/05
pagrus55
0
☆☆☆2017/06/20