武蔵(四)

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武蔵(四)

  • 著者名:花村萬月【著】
  • 価格 ¥1,496(本体¥1,360)
  • 徳間書店(2017/06発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198639945

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内容説明

関ヶ原の戦いに加わった弁之助と然茂ノ介。雨あられと迫る銃弾。一帯に炸裂する大筒。空を覆って飛来する無数の矢。――剣は、戦場であまりに無力だった。芒の原を駆けるうち、いつしか敵陣間近に。泥濘にはおびただしく屍体が折り重なり、その血を吸って渇きをしのぐ。終わりのない修羅場。悲劇の幕があがった。敗戦を経た弁之助はあらたな境域に踏み出す。立ちはだかるのは天才剣士・佐々木小次郎。命の極限を描く傑作大河小説、第四巻!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

28
花村萬月版宮本武蔵も4巻まで来ました。本巻でも完結しないので5巻以上が確定しました。本巻は関ヶ原の戦いが時代背景ですが、関ヶ原の戦いについてはほとんど触れず、弁之助(宮本武蔵の幼名)の言動にほとんど特化して書かれています。また佐々木小次郎が宮本武蔵と命名したり、弁之助が両利きだったり、子種がないのに精力絶倫だったり面白いエピソード(史実との整合性は疑問ですが)満載で読ませます。吉川英治版宮本武蔵を愛する正当派のファンには怒られるかもしれませんが、花村萬月版も亜流として評価されてもいいんじゃないでしょうか?2015/09/09

Shishu_ya改め刺繍屋

4
一筋縄ではいかない、一癖も二癖もある登場人物ばかりですよね。こういう人々と出逢えれば人間的に成長出来そうですが、こういう人々と出逢える弁之助はやはり強運の持ち主なのでしょうね。次巻も楽しみです。2016/06/26

カヒミ

3
関ヶ原で然茂ノ助の話した幼子の話に目を潤ませた。然茂ノ助が死に、関ヶ原から京へ、そして彦山に、山落に。読んでいるこちらも弁ノ助に着いていきながら心を動かし、思考を動かす。孤とは孤児の謂。独とは老いて子なき者をあらわすーという最後辺りに出てきた言葉もまた心に残るものだった。2015/12/05

terukravitz

2
図書館本 ★★★☆☆2017/08/20

ケロたん

2
戦のシーンは逸品。小次郎も弁之助も私から見れば天才なんですが。2017/07/15

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