角川ソフィア文庫<br> 古代研究VI 国文学篇2

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角川ソフィア文庫
古代研究VI 国文学篇2

  • 著者名:折口信夫【著者】
  • 価格 ¥1,091(本体¥992)
  • KADOKAWA(2017/05発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044002039

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内容説明

従来の日本文学における〈時間〉〈作品〉〈作家〉の概念を根底から解体し、民俗学的国文学研究として、特異な分野を拓いた折口信夫。その国文学の〈発生とその展開〉に関する、和歌史を主題とした具体論にして各論。「女房文学から隠者文学へ」「万葉びとの生活」「古代民謡の研究」など、古代と近代との対立と融合をめざした、折口万葉論の集大成ともいえる13篇を収録。貴重な全巻「総索引」付き。解説・長谷川政春/安藤礼二

(目次)
短歌本質成立の時代―万葉集以後の歌風の見わたし/女房文学から隠者文学へ―後期王朝文学史/万葉びとの生活/万葉集の解題/万葉集のなり立ち/万葉集研究/叙景詩の発生/古代生活に見えた恋愛/古代民謡の研究―その外輪に沿うて/日本書と日本紀と/相聞の発達/日本文章の発想法の起こり/お伽草子の一考察

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

∃.狂茶党

11
ある程度、折口的には区切りかもしれないが、ここにあるのは入り口の議論であるように思える。 言葉の世界は、現実がそうであるように、孤立してあるわけではない。 プレパラートに切り出されたようなものを、いくつも顕微鏡で見ていく。 国文学とはそのようなものであるようだ。 時の変化、時による変化。 そういったものを、折口は解読せんとする。 その、折口の読み自体も、取り込まれていくし、本を読むことは、読みの迷宮に参加することでもある。 だって、結晶化する前の、流動的な言葉なんですから。2022/12/04

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