内容説明
初午の時期を迎え、「薫風堂」に新しい手習子がやってきた。四カ所の寺子屋に断られたほどの悪童を、師匠の雁野直春は、引き受ける決心をする。一方、端午の節句が迫ったある日、二人の武家娘が直春を訪ねてきた。ノブと菜実は、幼馴染みの美雪が想いを寄せる直春を、ひと目見ようとやってきたのだ。だが菜実は、誠実な直春に只ならぬ関心を寄せるのだった──。著者の新たな代表シリーズ第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
baba
33
シリーズ2作目。他の寺小屋から尻が4度もきた儀助、メリハリの太一、ひふみ、文代、美代子と子どもたちの個性あふれる描写が微笑ましく、成長が楽しみ。それに比べ指南所師匠直治と美雪をめぐる三人娘の嫉妬や思惑は繰り返され少々うんざり。初心な直治と世間知らずな娘とは言えもっと爽やかに指南所を描いて欲しい。儀助が楽しみ。2017/08/11
ベルるるる
31
美雪たち三人娘にちょっとウンザリ。手習い所の子供達がかわいいのが救い。2018/11/20
長くつしたのピッピ
16
薫風堂シリーズ第二弾。この度は、直春の世間知らず具合や、その優柔不断にイライラさせられた。女性との交流のない生活だったとは言え、心に決めた女性の友達に言い寄られても、毅然の出来ないのは、優しさでもなんでもない。しっかりと、叱り飛ばしたい気分で読んでいた。2026/03/07
タツ フカガワ
15
三人娘のうちのひとり、菜実に翻弄されるうぶな直春。恐るべし16歳。表題作以降、手蹟指南所「薫風堂」は恋愛指南所と化したようでしたが、お梅が語る隠居忠兵衛との出会いがラストを締めました。よかったよかった。2019/05/25
marsa
13
シリーズ2作目。薫風堂は順調だし直春と美雪の恋も美雪の幼なじみに引っかき回されながらも雨降って地固まるという感じに収まってよかった。今回は父親の横槍があまり入らなかったので安心して読んでいられた。教えるという事はホントに難しいと思うのだが直春のように自然体でいられたら生徒も幸せだと思う。正に天職。これからも続けていける事を祈りつつ次巻を楽しみにしている。2017/07/08
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