角川文庫<br> 波紋 手蹟指南所「薫風堂」

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角川文庫
波紋 手蹟指南所「薫風堂」

  • 著者名:野口卓【著者】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • KADOKAWA(2017/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041064399

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内容説明

晩秋の九月。雁野直春が師匠を務める「薫風堂」に血相を変えて駆け込む者がいた。男は、直春が通う沼田民斎の剣術道場に道場破りが現れたことを伝えに来たのだ。平塚富三郎なる剣客を、その場の機転で退けた直春。だが、その場を見ていた教え子により、直春の武勇伝の噂は、意外な拡がりを見せるのだった。そんなある日、「薫風堂」に馴染んだばかりの儀助が、平塚に捕らえられたとの報が。直春は、決死の覚悟で剣客に立ち向かう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ベルるるる

28
手習い所の子供達が出てくる場面が好き。子供らしい心の動き、生命力、健気さ、可愛さ、そして未来への希望。いいよね、ホントに。2018/11/20

タツ フカガワ

15
シリーズ3作目。沼田道場に道場破りが現れるが、機転を利かせて退散させたことが武勇伝として瓦版にのり、直春の身辺が慌ただしくなる。道場破りの報復があり、美雪は気鬱の病に、そんななか直春は著術業へも。読み終えてみて、本書での山場はどこだったのだろうと考えてしまいました。2019/05/26

トラジ

9
重複した表現が多くて気になった。その影響で物語全体を軽く感じる。骨組みは、好みなので今後に期待。2018/01/04

qoop

7
シリーズ三冊目。物語に剣戟を絡ませる必然性を持たせ、新しい展開に進んだ本巻は、展開としては地味でスローだがエポックな一冊となった。主人公の弱さが彼の生い立ちと若さを際立たせる展開もさすが。理想の教育に燃える若者を主人公とした時代小説というのは珍しいが、考えたら剣術道場主として後進の指導法を模索する「軍鶏侍」も、悩み苦しむ市井の人々と向き合い間接的に道を説く「ご隠居さん」も、テーマに教導が含まれている。著者にとって大テーマなのか、作劇のベースなのかもしれない。2018/01/12

豆狸

5
青春だなぁ。このシリーズは明るいのが良い。2018/05/07

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