文春文庫<br> 悩むが花

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文春文庫
悩むが花

  • 著者名:伊集院静
  • 価格 ¥529(本体¥481)
  • 文藝春秋(2017/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167902568

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内容説明

あなたも悩んでるうちがハナなんだよ

息子が主人に似てバカなんです……。情けない質問の連発に怒りながら、人生の機微を伝えます。
名言あり、苦言あり、箴言あり、ユーモアあり、ホロリとさせられることもあり、毒もあり。
悩んでいる人の心には伊集院さんの言葉が響きます。

伊坂幸太郎さん、湊かなえさんら人気作家たち、そして桑田佳祐さんの悩みも!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

152
伊集院静が読者からの悩みをバッサバッサと斬り捨てていく。彼の美学も充分に感じられて楽しい作品。後半から東日本大震災直後の仙台市からの執筆になる。彼の死生感が書かれて興味深く読ませる。名言があったり苦言があったり、彼の幅広い経験から紡がれる言葉に考えさせられ、胸に響くものもある。マスコミの震災への報道や、当時の政治の迷走、そして欺瞞。「絶望なんてものは、己がそう思っているだけでこの世にありはしないんだ。腹に力を入れて、歯を喰いしばって、やって行け」。この言葉が特に印象に残った1冊。2016/03/04

つねじろう

73
好きじゃなかった。伊集院静って名前からしてつや〜にしてからと思ってた。立教の野球部で広告代理店勤めからCMディレクターになって不倫の末夏目雅子を持って行き、亡くなってちょっと可哀想かな〜と思ってたら作詞家としてレコード大賞を取り直木賞も貰い、いつの間にか篠ひろ子と結婚しとった。ゴルフも釣りも上手いらしい。ね、何かおかしかろうもんって世の男の敵よ。この本だって基本人生相談なのにけんもほろろの対応で相談受けてないし、痛快で面白くて力一杯笑ってしまったよ。一番ムカついたのは案外良い男じゃないかと思い始めた事だ。2014/12/07

やせあずき

45
シブいおじさん、伊集院静さんが週刊誌で連載していた人生相談をまとめたもの。老若男女からの様々な質問に、シブく真面目に答えているのもあれば、一言「そんなもんわかるわけないだろう。」と切って捨てるものもあり(確かに質問もくだらないことでしたが)で面白かった。聞く方も、本当に悩みを解決してもらおうなんて思ってなくて、ただ伊集院先生の男っぷりのいい回答を待っているだけのような・・・2015/01/31

lonesome

44
正直言って何年か前まで伊集院静という人にあんまりいい印象を持ってなかった。それは、リアルタイムで知っているわけじゃないけどあんなに綺麗で素敵な夏目雅子さんと結婚してたいけ好かないキザな男だと嫉妬していたからだ。だから最近興味を持ったのは色川武大と親交があったと知ったからだけど、今は素直に伊集院さんに謝りたい。伊集院さんがこんなにおもしろい人だとは知らなかった。特に「明日の朝、早く起きて、山の中に入りなさい」を連チャンする流れに笑ったし、愛犬を亡くした娘の父親への言葉には涙が出てきた。2015/12/11

佐島楓

35
伊集院先生の意外な一面に驚いた。おそらくこちらが素でいらっしゃるのでしょうか、人生相談で笑ってしまうという貴重な経験をさせていただきました。2015/01/11

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