- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少女/レディース)
内容説明
「アイズ」。それは、世界を支配しようとする謎のコードであり、数多の企業がそれと知らずに属していた。セオテック(元ファブリ)も、かつてジョゼに残酷な実験を行っていたローブ研究所も、幼い頃ジェームスが在籍していたサウスワース研究所も、NYで政財界に大きな影響力を持つ犯罪組織ローズナーも、すべてアイズだった。一方ジェームスは、今や反アイズの唯一の巨大勢力となりつつあり、アイズがジェームスを放っておくはずがなかった。ハネムーン先のジェームスのもとを訪れたジョゼは、かつて自分を苛んだ首謀者の男ウルフと対面する。ウルフの暗躍で、移送中のフィル・マッサリは奪われ、警護していたFBIのハリーが命を落とす。またスタイケン博士も殺害され、アンディも誘拐されてしまう。四面楚歌の状況の中、アンディと長時間離ればなれになったジェームスには異変が起きていた。
緊迫の「TASK」第四巻!!
※本電子書籍は紙コミックス『パーム (39) TASK vol.4』と同じ内容です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
21
ほんとうに、この物語がどういう終末を迎えるのかだけが知りたい。その結果次第で、わたしはこれまでの単行本を全部燃やす覚悟はできている。どうか、この稀有なあり得ないほどの理想的な人間であるジェームスを褒めたたえ、かれを素晴らしく輝かせるためだけに、この長い物語と素晴らしい血肉を持った他のキャラクターが存在したのだという結論だけはやめてほしい。ルージュメイアンもカーターもアンディも、かれのためだけに生まれ、そのために傷つくたとかそんな話はやめてほしい。それが作者の書きたい話なのかもしれないけれど。2017/03/16
烟々羅
10
思えば30年この作品を読んできたのだな。 内容については後日、もしくは続刊の感想に併せて2017/07/09
まふぃん
9
最終章というのは分かっているけど、怒濤の展開。2019/07/07
gelatin
8
★★★★★ これの感想を書くたびにジェームスの死に近づくかと思うと、なかなか筆も進まないわけです。本当はたくさん言いたいことがある。分かっていながら、死なない方法はないものかと思う。これはまさに現実で死に行く人のそばにいるときに思うことではありませんか。そんなときはどうするかというと、思い出をひとつずつ辿るのです。突拍子もない失敗に笑い崩れた朝のことや、友達の疑惑を晴らすために奔走したこと、いなくなった犬を見つけた夜、傷ついた日にそばにいたことなど。まるで人生のように刻まれる物語。これ、終わるのかな。2017/03/04
けいこん
6
この物語を見守り、待ち続けて、四半世紀をとっくに過ぎた。人とは、愛とは、命とは、生きるとは、著者なりの問いと答えを、人生かけて紡いでいるのが、ひしひしと伝わって来て、じりじりと痛い。心臓をヒリつかせながら、彼女の執念を、彼の終焉を待ち、見届ける事だけが、私に出来る唯一のこと。2017/05/06