角川コミックス・エース<br> 燐寸少女(5)

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角川コミックス・エース
燐寸少女(5)

  • 著者名:鈴木小波【著者】
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • KADOKAWA(2017/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041053508

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内容説明

みんなが求めている答えが、もし多数決でわかったら? 怒れる狐の復讐の行方。「やる気」はどこから湧いてくる? 妄想燐寸があぶり出す真実は――。ココロざわつく読切寓話集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

34
子狐の復讐の物語が白眉。燐寸の力で人間に化け、親の仇とつけ狙う老人と生活していくうちに心を揺さぶられて・・・。無口なお爺さんの距離感が良い。いつの間にか寄り添い生きていた二人の別離の際の言葉「だから人間は嫌いだ」が滲みる。ハードルを下げて生きていこうとした女の子が、最後に向き合う越えられない〝死〟の壁。けれど背中を押してくれる家族がいれば。やりたい事が見つからない少年が得た「苦しいこと」の先に見つけた大切なモノ。楽しい事が大切なモノになった時、がんばれる。後半は良い話ばかりで和みます。2018/10/02

阿部義彦

17
鈴木小波さんのブラック面が色濃く出た連作読み切り連載。物語の展開も何一つ同じパターンがなく、スタイリッシュになりましたね。唐突に終わったり余韻を残したエンディングだったりかなりこなれて来た感じがします。今度の巻では「ホクサイと飯さえあれば」のブンちゃんともコラボしてます。全てが暗い話ではなく、中にはホロリとさせられるのが少しだけ混じっていて良いアクセントになってます。このまま長く連載して貰いたいです。2017/08/25

T.Y.

8
生徒の機嫌を伺いたい教育実習生、結果ではなく情念を得るためにマッチを使う少年、自分の無能力をあらかじめ但し書きする女、運を求めた少年…相変わらず様々な人の感情を描くが、バッドエンドから成長を描いたいい話までバラエイティ豊富で先も読めず、人間になった狐の子とおっさんの交流話のようにしんみり来る叙情的な話まであって飽きさせない。間違った推理を現実にしてしまうヘボ少年探偵再びや料理等の閑話もいい感じ。表現も心象風景メインの話等多彩で、それがまた内容にも合っている。最後に「憐寸少女」レンの登場で4人出揃ったが…。2017/12/14

むきめい(規制)

4
多数決で分かったらどんなに楽でしょうね2020/02/12

半熟タマゴ@コミック

4
ホクサイとのコラボまたして欲しい2017/09/09

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