文春文庫<br> 国家簒奪 警視庁公安部・青山望

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文春文庫
国家簒奪 警視庁公安部・青山望

  • 著者名:濱嘉之
  • 価格 ¥764(本体¥695)
  • 文藝春秋(2017/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167907686

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内容説明

警察庁公安部のエースが活躍する、80万部突破の絶好調シリーズ第9弾!

大量の覚醒剤密輸にたずさわっていた暴力団の若頭が名古屋で爆殺された。
その背後には、中国国内の激しい権力闘争のあおりをうけた、チャイニーズ・マフィア、
コリアン・マフィア、そして日本の暴力団の勢力図の激変があった。

外貨のからんだ特殊詐欺、国際的な贈収賄、マネーロンダリングと様々な事件が
交錯するなか、公安のエース・青山望が<国家の敵>に迫る。

警視庁公安部出身の著者による圧倒的なリアリティの警察小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

103
今回は、中国や韓国経済などあるいは日本政界の過去の韓国などとのつながりをよく研究されていると感じました。また国際金融に絡んでの話も面白く読ませてもらいました。主人公はどちらかというと青山よりも分析官の藤中のほうが存在感がありました。いつもながらエンターテイメントとして楽しませてくれます。2017/06/12

のり

73
青山シリーズ第9弾。発端は覚醒剤取引を仕切っていた若頭が爆殺される。ハンパない威力を伴ったプラスチック爆薬。チャイニーズマフィアより苦しい立場のコリアンマフィアの暴走か?入国拠点となる福岡。多額の金の動きと情報流出。またもや不正に手を出す国会議員。このシリーズで何人政治家が逮捕されたことやら。実際にも不正献金をしっかり取り締まれば大半は捕まるだろうけど…2020/07/21

JILLmama

36
シリーズ第9弾。毎度お馴染みのほぼウンチクの警察小説。青ちゃんウンチクに対して部下達が「すごいですねぇ」「さすがです!」がかなり多くて苦笑いしてしまうほど。それでも、世界情勢や日本経済について、チャイニーズマフィア、コリアンマフィアなどなど知らないことがたくさんで確かに勉強にはなるのです。2019/03/27

Yunemo

31
また随分難解な表題を。正統とは言えない支配者による搾取の対象にされることだけは避けなければ。なかなか理解しずらい事象であることは間違いありません。本作、それぞれの立場の登場人物が自身の世界観・歴史観を述べることに、文字数を費やしてますが、これは著者の感覚と考えていいのでしょう。同意の部分は多々あります。確かに韓国に対する考え方はまさにそのまま自身の想い。本シリーズ、気にかかることも、「清水」詣でが増えすぎてません、という素直な想い。話の幅は膨らむのでしょうが。家庭人となった青山の活躍に違った意味で期待感。2017/03/05

けんけんだ

19
シリーズ第9段。ストーリーはともかく、いつも通り国際情勢の裏事情を教えてくれる。事件解決までの面白さは無いが、世の中こういうこともあるのかという参考になる。2017/01/17

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