内容説明
ルシファードに強烈な頭痛を残して、戦闘は終わった。美貌のラフェール人、ニコラルーン・マ-ベリックによって頭痛はとりのぞかれたものの、惑星バーミリオンに隠された不穏な気配、深刻な事態とは裏腹に、ルシファードを幼い頃から知っていて「ルーシー」と呼びかける性悪な美形(ニコラルーン)の登場で、ルシファの周囲はさらに喧しいことに。白氏(はくし)であるカジャとの対立、複雑な気持ちを抱えるサラディン。そんな中、『英雄』ルシファードを囲んで、戦勝会が開かれる。
誰が誰にか、ついにはプロポーズまで飛び出す美形ぞろいのミリタリー・ライフ、待望の第五巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
37
再読。司令官までにも男たらし本領発揮!。一番最初にこのシリーズに手を出したとき、ギャグマンガ的と言ったのを撤回いたします。まだ1巻からこの辺り・・からもう少し先まで・・は、ルシファードもライラも仕事に頑張っております。確かに馬鹿にされていた宇宙軍が都市警察に一転報いた感は乾杯ものでしょう。ニコルが登場してカジャと対立したけれどこの祝賀会でお互いを相容れましたが・・その先には・・。この本に読み友さんが増えてくれると嬉しいけれど最後にまで行き着くかわからんものをお勧めするのは時期尚早かと撤回。勿体ないけどね2022/04/18
はつばあば
31
戦い・・(4巻の)電脳戦で活躍したのはルシファードで、肉体的に労働したのは副官のライラとその部下達でしたが・・・体育系のノリって凄いですねぇ。一度味わってみたかったなぁ。白兎のベンならぬ内科医の冠者?カジャもラクロア中佐までも密かに・・要するに男も女も目の色を変えて追っかけるルシファード。辺境の地に送られたのがわかる気がする(;´∀`)。2022/04/10
カナン
24
蠅と蛆虫と大腸菌、見下され罵られるならどれが増しかと暫し真剣に悩んだ自分…。生まれながらに超能力を持つ種族である、天使のようなラフェール人ニコラルーンと、少年の姿のまま時を止めた白氏カジャの、ルシファの立場を気遣うやり取りが好きです。「かわいそうに。望んで得た力ではないのに」「つまらん繰り言を言うな。力を持たない連中には通用しない理屈だ。自分にないものを想像できないやつらは、足りない部分を恐怖でおぎなうことで我々を怪物に仕立て上げる」 力を才能とかセンスとか血筋とかに置き換えると、結構ぐっさりきて寂しい。2017/03/18
まりもん
14
都市警察に勝った祝賀会。ワルターの幹事は細かいところまで気が回っていた。 それにしてもカジャとニコルの張り合いは面白かった。2012/01/29
フキノトウ
12
カジャ不毛な恋ですね。ミツガシラ少尉ルシファードに本気だったんだね(笑)セクハラされるルシファ、イイ!(笑)2013/07/30