講談社文庫<br> 悪魔と呼ばれた男

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講談社文庫
悪魔と呼ばれた男

  • 著者名:神永学【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 講談社(2020/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065209547

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内容説明

累計700万部「心霊探偵八雲」完結後、
神永学が送る
新たなヒーローは、
この男だ――!

警視庁特殊犯罪捜査室所属・阿久津。
彼の掌は、悪を摘む。

☆☆☆
悪魔が刻む逆さ五芒星は、死の証――。

警視庁に新設された特殊犯罪捜査室。
配属された天海志津香は犯罪心理のスペシャリストとして、
捜査一課のエース・阿久津と、通称〈悪魔〉による連続殺人を追うことに。
続発する猟奇事件の裏側に国政をも揺り動かす巨大な陰謀が……。

一気読み必至の神永マジックに刮目せよ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えみ

63
そうきたか!悪魔の招待状は既にこの本を開いた事で届いていたのだろう。闇の中で己の罪を抱えて待ち構えていた。まさか「信じることで救われる」というおよそ悪魔には似つかわしくない言葉を捧げることになるなんて。想定外だ。事件として、これが真実ならば思考の迷宮に入り込んでしまうのも無理もない。ただ、この真相は誰も救われない…途方もない悲しみ、そして怒りが「悪魔」と「悪魔」に魅入られた者たちの結末を表している。通称“悪魔”による連続殺人事件の犯人を2人の刑事が追う。が、そこにあったのは「隠し事」という最大の壁だった。2022/06/14

Kanonlicht

52
やたら死体を演出したがる殺人鬼と、それを追うトラウマを抱えた女刑事(美人)。ひと昔前のサイコスリラーで散々使い古された構図だけれど、普通にぐいぐい引き込まれるあたり、この取り合わせの親和性は改めてすごいなと。過去の事件も含めとにかく次から次へと殺人事件が出てくるので、どの犯人がどの事件を起こしたのか頭が混乱してくる。結果的にそれこそが作者の狙いだったのかもと思ったり。2021/12/03

はつばあば

47
神永さんの心霊探偵・・流石に続き過ぎて途中でストップ。積んではあるものの・・って本も幾冊か。久し振りに読むこの本は面白かった・・って言うには語弊がありますが、如何に悪い輩がのさばっているかってことでしょうね。悪辣極まりない者に鉄柱を下すのはやはり悪魔なんでしょうか。神に与えられた阿久津の能力を許してもいいのではないでしょうか。囚われの身の阿久津を利用して犯人を捕らえる上司「大黒」。15日にこの本の続き「悪魔を殺した男」が出るそうです。気になります・・読みたいけど心霊探偵みたいに長くなると・・(;´∀`)。2022/09/07

綾@新潮部

41
タイトルの通りなんだけど「悪魔」は誰なのか?を追う特殊犯罪捜査室の面々。猟奇事件ということで、描写はなかなかすごいものがあったりする。グロいシーンは想像しないようにしようと思うのに、必要以上に想像しちゃって怖くなるのよね。文庫で460ページ越えの作品だけど思ったよりサクサク読めてしまう、軽快な感じの文章かな。続編の「悪魔を殺した男」をこれから読むよ。どうなるのか楽しみだ。このシリーズは、必ずこちらを読んでから進めた方がいいらしい。だよねぇ。2022/10/09

ゆきちん

38
『悪魔』による猟奇連続殺人事件を犯罪心理学者の刑事天海と、『予言者』の通り名を持つ刑事阿久津が追う刑事物サスペンス。捜査が進むに連れて天海の15年前の事件の心の闇が暴かれ、阿久津の能力が…普通の刑事物サスペンスとして集中して読んでたから、阿久津の能力がわかったときはちょっと面食らった。そうだ、この作家さんであった。この本にはたくさん悪魔が出てくる。本当の悪魔は誰だ?私の中にも悪魔はいるかも?事件の真相は切ないけど、ラストシーンは穏やかとも言える。続きが気になります。「悪魔を殺した男」へ2021/04/03

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