角川文庫<br> 機械仕掛けの選択 サクラダリセット3

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角川文庫
機械仕掛けの選択 サクラダリセット3

  • 著者名:河野裕【著者】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • KADOKAWA(2016/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041042069

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内容説明

「どうして、君は死んだの?」“記憶保持”の浅井ケイ、“リセット”の春埼美空、そして“未来視”の能力を持つ相麻菫の二年前の物語。二年前に死んでしまった少女と、すべての始まりを描く、シリーズ3作目。
※本書は、二〇一〇年九月に角川スニーカー文庫より刊行された『サクラダリセット3 MEMORY in CHILDREN』を修正し、改題したものが底本です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

寂しがり屋の狼さん

68
「私たちの中にアンドロイドがいると仮定しましょう。もっとも人間からかけ離れているのは、だれ?」二年前の初夏、中学校の屋上。未来視の能力を持つ同級生、相麻菫にケイと春埼は問いかけられた。「未来のケイを眺めているのが好き」という彼女は、少年の未来に何を視たのか?そして、謎めいた問いかけの真意とは?ケイと咲良田の邂逅、失われた春埼の感情、二年前に死んだ少女…すべての始まりを描く、シリーズ第3弾。(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)2025/04/06

さばかん

63
これはとても面白かった。  分かりやすかった。シンプルだった。  彼と彼女が出会い今に至る物語。  彼が咲良田に捕らわれるお話。  満を持して野良猫のような彼女が登場。  思っていたよりも可愛らしい女の子だった。  現代に蘇った野良猫。 その目的とは……。 2017/01/08

ゆかーん

59
シリーズ3巻目。不可能な「死者の再生」を可能にし、相麻菫を再生しようとするケイたち。いよいよ彼女が蘇ると思ったら、2年前の夏に時は遡りました…。これは、菫が死んでしまう始まりを描いた物語です。自分を持てない春崎、親を捨てたケイ、未来を遂行するだけの菫。悲しみばかりが内包するバラバラの彼らにとって、咲良田の能力は、自分自身を救ってくれる唯一の救いだったのでしょう。最後に…、春崎に告白して振られたケイが可哀想でしたが、そこで「リセット」する意味が分かりませんでした。そのせいで、菫は死んでしまったのでしょうか?2017/04/09

もも

59
シリーズ3巻目。今まで謎だった2年前の話。ケイと春埼、そして相麻菫の出会い。前巻まで名前だけ出てたものの、今回ようやくその人物像が明らかになった相麻菫。ケイと春埼が深く傷ついた『2年前』に起こった出来事。その出会いは意図的か否か。相麻菫の「アンドロイドは、誰か」という問いかけが意味深です。色々なものにかけてありそう。1・2巻での疑問が多く解消されましたが…。相麻菫の真意は何なのか。先が気になって仕方ありません。2016/12/06

いなり

39
4人の能力を駆使して死んだ少女は再生された。しかし、写真から甦るこの少女はオリジナルなのか別物なのか。思うに少々不気味な話。完璧に再生されれば、オリジナルかコピーかを問う意味はないのか。人の感情とは。なかなか面白かった。2017/06/10

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