角川文庫 猫と幽霊と日曜日の革命 サクラダリセット１

著者名：河野裕【著者】

KADOKAWA（2016/09発売）

• ISBN：9784041041888

内容説明

「リセット」という一言で、世界は、三日分死ぬ――能力者が集う街、咲良田（さくらだ）に生きる時間を巻き戻す少女・美空と、記憶を保持する少年・ケイ。繰り返す日常は、若者たちに何をもたらすのか!?
※本書は、二〇〇九年六月に角川スニーカー文庫より刊行された『サクラダリセット　CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY』を加筆・修正し、改題したものが底本です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[mae.dat]

サクラダリセットシリーズ第1弾。咲良田って街の住人は、この町内だけで発動出来る何かしらの超能力を持っているんだって。その能力は管理局に依って統制されているのかな。大きなトラブルには発展しないみたい。面白い設定ですね。でもお陰で色々な疑問がムクムクと湧いて仕舞いますけどね。ひとつの事件を切っ掛けとして、能力を活かした冒険譚でした。使える能力はバラエティに富んでいて、また使い勝手に制限があったり、調えるのに困難があったりするのも効いていますね。勿論今回登場した中では、ねこと情報を共有できる能力ですよねー。

2025/11/10

[さばかん]

なんてことはない、摩訶不可思議なボーイ・ミーツ・ガールなお話だ。　 優しい世界の作り方を探して、今日も彼は三日飛ぶ。　 生まれ変わったら、幽霊になってみたい。それもまた一興。

2016/11/05

[ゆかーん]

階段シリーズの河野さんの作品。不思議な街・咲良田では、特殊能力者たちが暮らしています。一度得た記憶を忘れない能力を持つケイは、時間を3日前まで巻き戻せる能力を持つ美空と共に、高校の奉仕クラブで依頼された事件を解決しています。秀でた能力は時として便利ですが、道を踏み違えると取り返しのつかない結果にもなりかねません。大切な人を亡くしたトラウマを抱えつつも、ケイは依頼人を幸せにする為に能力を使います。クラスメイトの村瀬さんに拒絶されても、彼女を仲間にしようとする真っ直ぐな姿勢には、優しさ以上の執念を感じました。

2017/03/04

[papako]

電子書籍のセールで気になって。アニメをちょっとみて、合本を買うかどうか悩んで1冊だけ買ってみました。うーん、面白くないわけではないけれど、こういう『自分特別！』な主人公があまり好きではないのでダメでした。ちょっと前に読んだ『謎好き乙女』に雰囲気近い。アニメも同じところまで見ましたが、ちょっと原作を表現できていない。原作読んで初めて、ああ、そういうこと！と納得できました。なので読んでよかったかな。アニメの続きと原作の続き、どうしようかなぁ。知りたいような、どうでもいいような。。。

2017/09/03

[りょうこ]

まだまだ序章ということか！数々の伏線は続きを読まねばわからんね！はじめは世界観に着いて行くのにやっとやっとだったが後半面白くなってきた！次も読みます！

2017/06/17