内容説明
辺境貴族の少年が成り上がる異世界ファンタジー戦記、待望の第7巻!守銭奴戦国武将・岡左内と、オタク高校生・岡雅晴の魂を併せ持った少年――バルド・コルネリアス。母マゴットこそがトリストヴィーの王女マルグリットであると知ったバルドは、祖国再興の重責にさいなまれるシルクを救うためにも、自身がトリストヴィー内乱に介入する決意を固める。一方、バルドの出自を嗅ぎつけた獣人族やトリストヴィーの各勢力も、独自の思惑で動き始めていた……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すがやん
20
複雑に絡み合う状況の中で、バルドは家族のために大きく動き出す決意をする。前世の人たちの出番はますますなくなっていきそうでちょっと寂しいが、まだまだ色々と起こりそうで面白い。2017/02/03
こも 零細企業営業
17
マゴットが滅亡した王家の一員マルグリットで、獣人族の血も入ってると公開。 それにより、シルクの呪縛は解かれるが、その息子のバルトはトリストヴィー王国再興の旗頭になる決意をしてしまう。 マウリシア王国の官僚貴族にとっては目の上のコブが居なくなる大チャンス。サンファン王国はバルト個人に恩義を感じているため彼が獣人族の血が入っていようが支持。 マウリシア国王は第二王女をバルトに嫁がせるつもりだったが獣人族の血が王家に入る事に忌避感を持ってしまい、婚約を別の者とするように命令。第二王女は引き籠る、、、2019/11/04
TAMA
8
何でもっと早くから読まなかったかと反省するくらいはまった本。お母さんの人生厳しいなーとか、その偏執狂的な嫉妬はなんだとか。それっぽい人「いるよな」な所がリアルで物語世界に遊べる。2018/05/07
fap
4
世界を革命する力を。 それにしても重い話である。 愛憎渦巻く政治の世界。 きれいごとだけで回るとは思ってないけどさ。 王として立つことを決意した主人公は、すでにその片鱗を見せている。 ここまで来ると、現代日本人高校生の出番はなさそうです。2016/04/27
爺
3
感想は後の巻でまとめて。2019/05/21