内容説明
アルファポリス「第6回ファンタジー小説大賞」大賞受賞作、ついに刊行! 貴族の嫡男として、ファンタジー世界に生まれ落ちた少年バルド。なんとその身体には、バルドとしての自我に加え、転生した戦国武将・岡左内と、オタク高校生・岡雅晴の魂が入り込んでいた。三つの魂はひとつとなり、バトルや領地経営で人並み外れたチート能力を発揮していく。そんなある日、雅晴の持つ現代日本の知識で運営する農場が敵国の刺客に襲撃されてしまった。バルドはこのピンチを切り抜けられるのか――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
22
3人の人格が1つの身体に入ってる。 主人格の子供、オタク高校生、戦国時代を生き残った武将。その人格達が母親の愛(暴力)を一身に受けて健やかに・・育つわけがないwむしろメイドが保護者になって育ってないと歪んでた可能性がデカいw その彼等が脳筋な親達の変わりに内政チートをする。 そしたら隣国の間者に狙われて瀕死の重傷を負ってしまう。 と書くとカッコいいが、、、お金が大好きで、金貨に全裸でダイブするど変態でもある。 なかなかにクセの強い連中が多いのが面白い。2019/11/01
瀧ながれ
17
貴族の御曹司バルドのなかには、オタク高校生・岡雅晴と、守銭奴戦国武将・岡左内の魂が入り込んでいた。で、雅晴や左内がなんかやんちゃしたら、バルドが叱られたり殴られたりするという…、なんかかわいそうだバルド少年。あと、異世界転生を目指すなら、料理や動植物の見分けかた、物理化学を身につけておくのがいいようです。それがダメなら武道かな。2015/01/27
宇宙猫
11
★★★ 伯爵の一人息子に現代の学生と戦国時代の武将が入りチートで活躍。ふつう。2020/11/30
爺
7
Web版未読。電子書籍書店で評判が良かったので試しに読んでみたが、まずまずの当たり。戦国武将とオタク高校生の人格を宿す伯爵家嫡男の少年の物語。地の分でサラッと前世と前々世であると書かれていたけれど、こうした辺りの設定はきちんと正確に伝えたほうが良いかと思う。輪廻転生の記憶なのか、別人の魂が宿り3人分の魂を持つようになったのかでは、ずいぶんと捉え方が違うので。ともあれ、次巻へ。2019/05/19
葛野桂馬@時津風@ハスター
7
ありきたりな転生もの……と思って読み始めたが間違いだった。『転生』というくらいだから、普通は「死んだ主人公が別人(もしくは同一人物)として別世界で活躍する」ものだと思っていたのに、二つの前世を持ち、更にそれ単体で動くわけでなく、一つの人格を形成してしまうあたりが本当に凄いと思う。単純な異世界転生ものではなく、そこから二つ三つとひねっている良作。続きも期待大。2014/03/13




