内容説明
「とがめはそもそも、幸せなんて求めちゃいないよ」
10本目の刀を求めて、七花ととがめは陸奥の百刑場へ。そこは、先の大乱を導いたとがめの父・飛騨鷹比等(ひだたかひと)が、七花の父・鑢六枝(むつえ)に斬殺された土地だった。いまは荒野の百刑場に突如出現した“仙人”は、とがめの心をかき乱し、七花に“意識”の戦いを強いる!
刀語、第10話の対戦相手は、変幻自在の彼我木輪廻(ひがきりんね)!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とら
55
いい加減に終わりも見えてきたので、色んな策略が渦巻く渦巻く━この巻が今までで一番良くわからなかったかもしれない。いや分かってはいるのだろうけど、分かった気になっているだけかも。これが西尾維新の神髄である。こういうとこまで楽しまなくては!でも今回はアニメでもう一回物語を楽しめるので多分理解出来る。いやあ素晴らしい。ということで十話です。相変わらず、改行を行いながらの技とか人の説明は気になる所ですが、それでもやはりどこか魅力があるので物語に惹かれるばかり。あとがきの十二巻をイラストで埋め尽くす案、良いと思うw2013/05/03
nanasi
28
読了。記録忘れ。2014/09/01
Yobata
26
西尾維新が描く大河ノベル第10弾。十話目の対戦相手は陸奥の百刑場、元はとがめの父・飛騨鷹比等が住み、七花の父・鑢六枝に斬殺された呪われし場所に出る仙人、彼我木輪廻が持つ「誠実さ」に主眼が置かれた誠刀「詮(ハカリ)」。自分の苦手意識を投影する仙人、彼我木が出した条件は埋めた刀をとがめ一人で掘ることだった。何をしてものらりくらりとかわされる彼我木に対し、とがめは刀を見つけられるのか?己自身を測る刀、己を斬る・試す・知る刀である誠刀・詮。苦手なものに目を逸らさず、目を閉じず、難しいことだけど大事。→2012/08/04
KEI
22
購入。月に一度の金キラ☆ナイト。今回は最終局面に向けての修業回?奥州・飛騨鷹比等の城跡、百刑場を舞台に七花だけでなく、とがめも自分自身の弱さと向き合う。四季崎記紀と鑢家「虚刀流」との関係も明らかになり、物語は加速する。2010/10/11
佐島楓
17
物語もいよいよ佳境に入り、ある秘密が明かされます。まあこのことはこれまでも何度か書かれてきたことだったので、ああそうだったのか、程度にしか思いませんでしたが・・・。あと二巻!2014/04/05