内容説明
北方の地での死闘は続く。帝国軍の次なる一手は、超巨大攻城砲による皇国軍の要塞への直接攻撃だった。攻城砲の攻撃は、難攻不落の要塞に痛烈な打撃を与えていく。その窮地を脱するため、レクティファールは危険な賭けに出た――。龍虎戦役、決着！ 大人気、異世界英雄ファンタジー、待望の第４弾！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋製
18
今回の話は北の砦に進行した帝国軍との熾烈な戦いとその終焉の話。戦狂姫は桁外れに強い。帝国軍との戦いはまだ終わっていない。「後悔できるのは幸運なんだ。（以下省略）」本文中に語られた言葉の意図は違えど。本当だなと、しみじみ思うときがある。2013/05/03
ローリー
6
図書館で借りました。帝国との国境に鎮座するパラティオン要塞を巡る攻防。そして戦役の終結。今巻で進んだのはそれだけです。前巻までのように細かい世界観の説明というのは今回少なめでそれは助かったのですが、帝国の跡継ぎの問題がどうなっているのかの説明とか、自動人形の戦闘シーンとか、ここいります？これ必要？と言う記述がやたら多くて話がなかなか進んでいないのです。作者さん的にはどうしても書きたい所なのかも知れませんが、読み手としては早く結論が知りたいわけで、回り道以外の何者でもなかったです。2016/09/01
紫鈴
4
戦いがはじまって、これからどう動くのかとおもったら、自分は専門外だからと後ろへ回って避難。やっと前面に出てきて山場かと思ったらメリエラとウィリィアが叩きのめされ、あっという間にグロリエ撤退。高揚感とか悲惨さも少しはあるが淡々とした印象。この年から5年後また大きな戦禍が起こるらしい。☆３2019/08/23
びゃく
4
図書館。北の地の帝国と激戦完結編。やっぱこう、戦記ものだと誰も成し遂げたことのない戦略とか燃えます。あと無自覚に人たらしな殿下のギャップが中々面白くなってきました。あとグロリエ姫、やっぱり好き。最後の一騎打ちっぽいシーンは心躍りました。ぜひ再登場して欲しい。2013/08/29
tonkatudon
4
ヒロインが肉食系で主人公が草食系の軍記物という感じです。 後、軍記物としてはかなり奇策を使った戦いであり、辛口で見る限り今回はかなり素人好みの派手なリスクの高い作戦だったと思います。 例えば帝国の機兵の増援の話がありましたが、当然後衛の町にその増援が到着している可能性もあるわけで、かなり、話に都合のよい作為的な作戦結果に終わっているような気もします。2013/04/18
