オーバーラップ文庫<br> 最果てのパラディンII 獣の森の射手

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オーバーラップ文庫
最果てのパラディンII 獣の森の射手

  • ISBN:9784865541373

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内容説明

死者の街を出て北に。ウィルが初めて接触した人類社会の最果ては、魔獣が跋扈し、困窮する人々が暮らす無法の土地だった。そんな絶望に触れるも神の啓示に耳を傾け、その薄闇のなかに光を灯すことを決意した。そして都市との流通や交易を活性化させることと、魔獣を退治できる冒険者たちを招き入れるため、友人となったハーフエルフのメネルドールとともに、北の都市に向かう。
そして道中、商人の男トニオや小人の楽師ビィを加え、向かった街では何かに改造され凶暴化したワイバーンと遭遇し、ウィルはこれを撃破する。初めて英雄として認知され、都市の統治者から騎士の称号を授かる。そして《最果ての聖騎士》の名が南辺境で知られ始めるようになり……!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

52
死者の街を出て北に向かったウィル。道中出会ったハーフエルフのメネルドールや商人・トニオや楽師・ビィとともに向かった都市で何かに改造され凶暴化したワイバーンに遭遇する第二弾。三人に英才教育を施されていても、世間一般から見るとどこかズレているウィルでしたが、強さも一般的な基準から見たらかなり規格外でしたか(苦笑)だからこそそれを自覚したがゆえの暴走を身体を張って止めてくれる存在に早い段階で巡り合えたことはウィルにとって幸運でしたね。思ったより展開が早いですが、彼らがどこに向かうのか続巻が楽しみです。2017/02/22

まりも

49
灯火の神の加護を受け、最果ての地から冒険を始める騎士物語の第二弾。魔獣が跋扈し、困窮する人々が暮らす無法の土地を救う話。あぁ、これは本当に素晴らしいな。今どきなろうの作品でこんなド直球で骨太なファンタジー物語を読めるとか本当に有りがたい。初めて出来た友人と拳を交わし、時に未熟な面を晒しながらも、英雄への道を一歩また一歩と進んでいくウィルの姿はとてもカッコよくて最高に良かったです。メネルを始めとした仲間たちも其々魅力的で頼りがいのある存在なのでこれからの旅が増々楽しみになりますね。次巻も期待してます。2016/07/24

はつばあば

41
200年もの昔の不死者に教えられた行儀作法、そして諸々の知恵を授けられたウィルはマリーとブラッドの墓とガイ爺さんを残して生者の世界へと。そこで得た3人の同行者と共に獣の住む森を平和にしていくのですが・・ウィルが世界最強のツワモノになっていただなんて。引き籠りの青年も異世界に行くと勇者様・騎士様になれるんですねぇ(;´∀`)。さてその未開地を制覇したらその土地を支配???。さてどうなるのでしょう。2022/04/27

ナカショー

29
前回で3人の教えを吸収したウィルが生まれ育った場所を出て、初めての仲間を手に入れる第2弾。ウィルが3人の教えをちゃんと受け継いでてどこかほっこり。特に筋肉の暴力が在ればだいたいの事は解決できると知ったワイバーン戦とかwブラッド、マリー、ガスが吟遊詩人によってちゃんと語り継がれていると知ったときは不覚にも涙が出ました。メネルホント良い奴。次が待ち遠しいです。2016/09/17

磁石

24
敵も味方も主人公も、あと一歩踏み込めば突き抜けられるのに、最果てで踏みとどまっている。できないというよりは、あえてやらない/やれないと思い込もうとしている。そんな主人公ウィルの在り方と著者のソレが、ダブっているような気がした。いいじゃんか、外見と内面と実力が合致していたって/誤魔化さなくたって。私としては後者が好きなので、事情や状況を斟酌せず実力差すら躊躇せずただ、全力疾走してもらいたい、例え天才やら化物と揶揄され孤独になろうとも……。窮屈なワクに自分を押し込んでいるように見えて、辛くなる。2017/10/28

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